2020年11月11日 (仮訳)中国新産種、Hyphodontia juniperi Yurchenko, E., Xiong, H-X. & Wu, S-H. 2013. Hyphodontia juniperi (Basidiomycota) newly recorded from China. Fungal Science. Available at: https://core.ac.uk/download/pdf/223071410.pdf [Accessed November 11, 2020] 【R3-07858】2020/11/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国吉林省、河北省、および北京市で採集されたHyphodontia juniperiを中国新産種として報告した。 本種はモミ、コノテガシワ、および被子植物の枝に発生しており、そのうちモミは新宿主であった。 ITS領域に基づく分子系統解析の結果、本種はH. crustosaと複合種を形成することが示された。 (中国新産種) Hyphodontia juniperi (Bourdot & Galzin) J. Erikss. & Hjortstam 【よく似た種との区別】 Hyphodontia crustosa 同じHyphodontia crustosa複合種に含まれる 被子植物および裸子植物に生じる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層面が典型的には類白色なのではなく通常クリーム色 本種と異なり子実層面が平滑で亀裂を生じないのではなく、幼時小さく顕著に分離した針状で、のちに歯牙状で時に密な針状になり、老成および乾燥するとしばしば小さな多角形状の亀裂を生じる 本種より担子器が長い 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が楕円形~長楕円形の直線状でほとんど扁圧されないのではなく、狭楕円形~円筒形で時に類ソーセージ形であり、部分的に扁圧される 本種と異なりシスチジアが決して顕著に乳頭状あるいは小頭状にならないのではなく、時に頂部が分生子状に分かれる 本種と異なりシスチジアにしばしば結晶を伴うという特徴を欠く