2014年4月23日 (仮訳)テングノメシガイ綱へのNothomitra属の編入 Hustad, VP. et al., 2011. Inclusion of Nothomitra in Geoglossomycetes. Mycosphere. Available at: http://wwx.inhs.illinois.edu/files/4413/4281/8865/Nothomitra_Hustad_et_al_Mycosphere2011.pdf [Accessed April 22, 2014]. 【R3-00635】2014/04/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ かつて広義のテングノメシガイ科に含まれ、その後科以下の所属未確定でビョウタケ目に含まれていたNothomitra属菌の系統的位置について検討した。 形態学的検討およびITS+LSU+Mcm7に基づく分子系統解析により、本属がテングノメシガイ綱に含まれることが確かめられた。 N. cinnamomeaは本綱のクレードの最基部に位置し、形態的・生態的類似性のあるSarcoleotia globosaと中程度の統計的支持で姉妹群を形成した。 (その他掲載種) Nothomitra cinnamomea Maas Geest. 【よく似た種との区別】 Sarcoleotia globosa 地上生である コケとの関係がある 子実層が顕著な頭状で柄と明瞭に区別される 子嚢胞子が無色 成熟した子嚢胞子に3-5個の隔壁が生じる ITS+LSU+Mcm7に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり頭部の縁部が離生せず完全に内側に巻く ITS+LSU+Mcm7に基づく分子系統解析で明瞭に区別される