2020年6月8日 (仮訳)ケララ州におけるアセタケ中毒 – 症例研究 Bijeesh, C., Pradeep, CK. & Vrinda, KB. 2020. Inocybe poisoning from Kerala – a case study. Journal of Mycopathological Research. Avaialble at: http://www.imskolkata.org/pdf/page9_jan20.pdf [Accessed June 8, 2020] 【R3-07390】2020/6/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州において新聞を基に野生きのこ中毒の事例を特定し、病院から情報を収集するとともに、中毒患者および販売者に対する面接調査を実施した。 そのうち、路上販売されていたきのこを食べた2家族11人が中毒を起こし、全例入院したが、のちに完全に回復した一方、ネコとニワトリが死亡した事例を扱った。 当時未記載種であったInocybe carnosibulbosaをこの中毒の原因として報告し、本種の標本を検討して記載文などを掲載した。 (その他掲載種) Inocybe carnosibulbosa C.K. Pradeep & Matheny 【よく似た種との区別】 Inocybe carnosibulbosa インドに分布する 形態的に類似している(ほとんど識別できない) 毒きのこである 本種と縁シスチジアのサイズが異なる 本種と縁シスチジアの形状が異なる Inocybe virosa 本種よりシスチジアのサイズが比較的小さい 本種と異なり縁シスチジアにしばしば長く細い頸部を有するのではなく棍棒形~膨らんだ棍棒形 Inocybe cutifracta 形態的に類似している 本種より子実体のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり縁シスチジアに球形の小頭を有する Inocybe gregaria インドに分布する 形態的に類似している 本種と異なり襞が時に二叉分岐する 本種と異なり柄頂部表面が粉状 本種と異なり柄シスチジアを有する