(仮訳)複数遺伝子の配列解析に基づくKomagataella (Pichia) pastorisの同胞種、Komagataella kurtzmaniiの新種記載
Naumov, GI. et al., 2013. Komagataella kurtzmanii sp. nov., a new sibling species of Komagataella (Pichia) pastoris based on multigene sequence analysis. Antonie van Leeuwenhoek. …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-013-9956-7 [Accessed July 13, 2014].
【R3-00903】2014/07/14投稿

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3行まとめ

米国アリゾナ州で分離されたメタノール資化能を持つ酵母をKomagataella kurtzmaniiとして新種記載した。
本種は他のKomagataella属菌の同胞種とはD1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で区別された。
また、本種は35°Cで生育しないこと、トレハロースを資化しないことなどでも特徴づけられた。
Catalina Mountains, Southern AZ, USA

(新種)

Komagataella kurtzmanii G.I. Naumov, E.S. Naumova, O.V. Tyurin and D.G. Kozlov
語源…酵母の分類学者、Cletus P. Kurtzmanに献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Komagataella phaffii
本種の同胞種とされる
米国に分布する
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトレハロース、D-グルシトール、D-マンニトールを資化可能
本種と異なり35°Cで生育可能
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Komagataella pastoris
本種の同胞種とされる
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトレハロース、D-グルシトール、D-マンニトールを資化可能
本種と異なり35°Cで生育可能
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Komagataella pseudopastoris
本種の同胞種とされる
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトレハロース、D-グルシトール、D-マンニトールを資化可能
本種と異なり35°Cで生育可能
本種と異なりビタミン要求性を持たない
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Komagataella populi
本種の同胞種とされる
米国に分布する
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトレハロース発酵能を持つ
本種と異なりトレハロース、D-グルシトール、D-マンニトールを資化可能
本種と異なり35°Cで生育可能
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Komagataella ulmi
本種の同胞種とされる
米国に分布する
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトレハロース発酵能を持つ
本種と異なりトレハロース、D-グルシトール、D-マンニトールを資化可能
本種と異なり35°Cで生育可能
D1/D2+ITS+EF1-α+RPB1+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される