(仮訳)メキシコ産タバコウロコタケ科菌類 (3):Aurificaria
Valenzuela, R., Raymundo, T. & Cifuentes, J. 2007. La Familia Hymenochaetaceae en México III. El género Aurificaria D. A. Reid. Polibotánica. Available at: http://www.redalyc.org/pdf/621/Resumenes/Resumen_62102408_1.pdf [Accessed March 29, 2018].
【R3-04982】2018/3/29投稿

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3行まとめ

メキシコの12州および米国で採集されたAurificaria属33標本を検討した。
新種A. castilloiおよび複数の州における新産種となるA. luteoumbrinaの計2種を同定した。
本新種は白色腐朽菌であり、宿主に腐朽を起こし枯死させる性質を有していた。
México, Nuevo León, municipio de Agualeguas, El Nogalar

(新種)

Aurificaria castilloi R. Valenz., Raymundo & Cifuentes
語源…José Castillo Tovar氏に献名
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【よく似た種との区別】
Aurificaria luteoumbrina
メキシコに分布する
本種と異なり子実体が幼時黄褐色、成熟時黄金褐色~暗褐色ではなく幼時明るい黄色で成熟時オリーブ褐色、肉桂褐色、暗褐色
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
Aurificaria indica
本種より孔口のサイズが小さい
本種と異なり子実層剛毛を有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
Inonotus dryadeus
形態的に類似している(混同されてきた)
オーク類を宿主とする
宿主に根頭腐敗病を引き起こす
本種と異なり担子胞子がKOH中でオリーブ褐色ではなく無色または帯黄色
本種と異なり担子胞子が非アミロイドではなくデキストリノイド

(チアパス州、カンペチェ州、ハリスコ州、ミチョアカン州、ベラクルス州、サカテカス州新産種)

Aurificaria luteoumbrina (Romell) D.A. Reid
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【よく似た種との区別】
Aurificaria castilloi
メキシコに分布する
本種と異なり子実体が幼時明るい黄色で成熟時オリーブ褐色、肉桂褐色、暗褐色ではなく幼時黄褐色、成熟時黄金褐色~暗褐色
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
Inonotus porrectus
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体が明るい黄色
本種と異なり担子胞子がKOH中でオリーブ色に呈色しない
Inonotus splitbergeri
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体が明るい黄色
本種と異なり担子胞子がKOH中でオリーブ色に呈色しない