(仮訳)ブラジル南部産の新種Lactifluus aurantiorugosus
Sa, M. & Wartchow, F., 2013. Lactifluus aurantiorugosus (Russulaceae), a new species from southern Brazil. Darwiniana, nueva serie. Available at: http://www.ojs.darwin.edu.ar/index.php/darwiniana/article/view/520 [Accessed December 12, 2013].
【R3-00122】2013/12/12投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州からLactifluus aurantiorugosusを新種記載した。
本種は傘が橙色で皺が生じることや顕微鏡的形質などから、Lactifluus属のLactifluus亜属Tomentosi節に含まれると考えられた。
State of Rio Grande do Sul, Morrinhos do Sul, Perdida

(新種)

Lactifluus aurantiorugosus Sa & Wartchow
語源…橙色で皺のある
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lactifluus dunensis
本種と同じくブラジルに分布する
傘と比べて柄が比較的短い
本種と異なり傘が帯褐橙色
本種より担子胞子が小さい
本種と異なり傘表皮が柵状被
Lactifluus pseudovolemus
傘が橙色
偽側シスチジアを持つ
子実層托実質に球状細胞が混じる
本種と異なりアフリカに分布する
本種と異なり傘表面が皺状というよりは綿毛状
Lactifluus volemoides
傘が橙色
偽側シスチジアを持つ
子実層托実質に球状細胞が混じる
本種と異なりアフリカに分布する
本種と異なり傘表面が皺状というよりは綿毛状
Lactifluus xerampelinus
担子胞子のサイズが類似している
傘表皮の構造が鎖生する薄壁の細長い細胞からなり類似している
本種と異なりアフリカに分布する
本種より傘直径が大きく、直径120 mmまでになる
本種と異なり傘が暗い帯赤褐色
本種と異なり傘表面に亀裂が生じる
本種と異なり担子胞子の装飾が非常に低い
Lactifluus rubiginous
傘表面に皺が生じ、亀裂が生じない
襞と襞の間がやや離れている
本種と異なりアフリカに分布する
本種と異なり傘が帯赤褐色を帯びる
本種より柄が長い
Lactifluus kivuensis
傘表面に皺が生じ、亀裂が生じない
襞と襞の間がやや離れている
本種と異なり傘が帯赤褐色を帯びる
本種より柄が長い
Lactarius echinatus
本種と異なり北半球に分布する
本種と異なり傘が帯黄色
本種と異なり傘表面がやや粉状~やや綿毛状
本種と異なり柄が傘とほぼ同色
Lactarius hygrophoroides(ヒロハチチタケ)
本種と異なり北半球に分布する
本種と異なり傘が帯橙肉桂色、帯赤黄褐色または鈍い肉桂色
本種と異なり傘表面が粉状~微細なビロード状
本種と異なり柄が傘と同色
本種と異なり傘下表皮に膨大した要素を含む
Lactarius rugatus
本種と異なり北半球に分布する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり傘表皮により膨大した要素を含む
本種と異なり末端細胞が薄壁
Lactarius subvelutinus
傘が橙色
担子胞子のサイズがやや類似している
本種と異なり北半球に分布する
本種と異なり傘表面がビロード状になる
本種と異なり傘表面に帯が生じる
本種より襞が狭く密
本種より担子器が短い
本種と異なり縁シスチジアを持つ
本種と異なり柄シスチジアを持つ
本種より傘表皮の細胞が顕著に短く幅広い