(仮訳)さび菌が宿主として知られるLecanicillium uredinophilumはキチン質の体を持つ動物にも発生する
Wei, D-P. et al., 2018. Lecanicillium uredinophilum known from rusts, also occurs on animal hosts with chitinous bodies. Asian Journal of Mycology. Available at: http://www.asianjournalofmycology.org/pdf/AJOM_1_1_5.pdf [Accessed October 10, 2018].
【R3-05567】2018/10/10投稿

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3行まとめ

中国雲南省において昆虫に発生した菌を検討し、Lecanicillium uredinophilumと同定した。
本種の中国からの報告は初であり、さび菌ではなく昆虫に発生した報告も初となった。
本種との同定結果はnrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析によっても支持された。

(中国新産種)

Lecanicillium uredinophilum M.J. Park, S.B. Hong & H.D. Shin
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【よく似た種との区別】
Lecanicillium araneogenum
分生子柄が輪生する
フィアライドが次第に先細りになる
分生子が長卵形~楕円形
分生子に隔壁を欠く
nrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
nrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lecanicillium attenuatum
分生子柄が輪生する
フィアライドが次第に先細りになる
分生子が長卵形~楕円形
分生子に隔壁を欠く
nrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
nrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lecanicillium lecanii
分生子柄が輪生する
フィアライドが次第に先細りになる
分生子が長卵形~楕円形
分生子に隔壁を欠く
nrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
nrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lecanicillium muscarium
分生子柄が輪生する
フィアライドが次第に先細りになる
分生子が長卵形~楕円形
分生子に隔壁を欠く
nrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
nrLSU+nrSSU+tef1-α+RPB2+RPB1+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lecanicillium evansii
本種と異なり分生子が僅かに屈曲する
Lecanicillium nodulosum
本種と異なり分生子柄に膨大した結節を有する
本種より分生子のサイズが小さい