2023年2月17日 (仮訳)韓国産の地衣の新種、Lecanora neobarkmaniana Park, JS., Han, S-K. & Oh, S-O. 2023. Lecanora neobarkmaniana (Lecanorales, Lecanoraceae), A New Lichen Species from South Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2023.2168349 [Accessed February 17, 2023] 【R3-10344】2023/2/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国で採集された岩上生痂状地衣の一種を検討し、Lecanora neobarkmanianaとして新種記載した。 本種は穀粉状の粉芽を有し、地衣成分としてアトラノリンおよびゼオリンなどを含むことなどで特徴づけられた。 韓国産の粉芽を有するLecanora属地衣の検索表を掲載した。 韓国慶尚北道慶尚北道鬱陵郡西面台霞里 (新種) Lecanora neobarkmaniana J. S. Park & S. O. Oh 語源…新しいL. neobarkmaniana 【よく似た種との区別】 Lecanora markjohnstonii 岩上生地衣である 子器を欠く 粉芽を有する 地衣成分としてアトラノリンを有する ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなく米国などに分布する 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり地衣体が帯白灰色ではなく帯灰緑色 本種と異なり地衣体が亀裂状~小疣状ではなく亀裂状で裂けた痂状 本種と異なり地衣成分として2-O-メチルペルラトリン酸を有する 本種と異なり地衣成分としてゼオリンを欠く ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lecanora barkmaniana 粉芽を有する ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなくオーストリアなどに分布する 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり地衣体が白灰色でない 本種と異なり子器を欠くのではなく有する 本種と異なり粉芽塊が点状でない 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを欠く mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lecanora layana 韓国に分布する 粉芽を有する ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を含む mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lecanora ussuriensis 韓国に分布する 岩上生地衣である 粉芽を有する ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり地衣体が暗灰色 本種と異なり地衣体が亀裂状~小疣状ではなく小疱状~小区画状 本種と異なり地衣体がPD陽性ではなくPD陰性 本種と異なり子器を欠くのではなく有する ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Verseghya thysanophora 粉芽を有する ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりチェコにおける分布が知られている 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり初生菌糸体が非常に明瞭である 本種と異なり地衣成分としてウスニン酸を含む mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lecanora variolascens 粉芽が扁平~僅かに凸形 地衣成分としてアトラノリンおよびゼオリンを含む ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり韓国ではなくオーストリアなどに分布する 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される ITSおよびmtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される