2019年5月13日 (仮訳)Lecidea toensbergii:狭義Lecidea属地衣における初の粉芽形成性の種 Haugan, R. & Timdal, E. 2018. Lecidea toensbergii, the first described sorediate species in Lecidea sensu stricto. Graphis Scripta. Available at: https://www.duo.uio.no/bitstream/handle/10852/67629/Lecidea%2btoensbergii.pdf?sequence=2&isAllowed=y [Accessed May 13, 2019] 【R3-06214】2019/5/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Lecidea leucothallinaの12標本について分子系統解析を実施し、2つの子器形成性系統および1つの粉芽形成性系統からなる計3つの単系統群を特定した。 そのうち粉芽形成性のクレードをL. toensbergiiとして新種記載し、残りの2クレードをL. leucothallinaにおける隠蔽種と考えた。 3つの単系統群のいずれにもPD陽性と陰性の標本が混在しており、パンナリンの有無が識別形質として用いられないことが示された。 Norway, Møre og Romsdal, Norddal, W slope of Skarfjellenden (新種) Lecidea toensbergii Haugan & Timdal 語源…Tor Tønsberg博士に献名 【よく似た種との区別】 Lecidea leucothallina ノルウェーに分布する 岩上生地衣である 形態的に類似している(同種と考えられてきた) 上皮層がPD陽性あるいはPD陰性 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり粉芽を形成しない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される