(仮訳)サルノコシカケ科における新属新種Leifiporia rhizomorphaおよび新組み合わせL. eucalypti
Zhao, C-L., Wu, F. & Dai, Y-C., 2016. Leifiporia rhizomorpha gen. et sp. nov. and L. eucalypti comb. nov. in Polyporaceae (Basidiomycota). Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-016-1210-z [Accessed January 16, 2017].
【R3-03665】2017/01/16投稿

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3行まとめ

中国産の縁部に顕著な根状菌糸束を有する木材腐朽菌の一種を検討し、新属新種Leifiporia rhizomorphaとして記載した。
本属は子実体が一年生で背着生、孔口面が白色~クリーム色で、2菌糸型で菌糸にクランプを有することなどで特徴づけられた。
また、タイプ標本および分子系統解析の結果を基に新組み合わせL. eucalyptiを提唱した。
中国安徽省池州市石台県牯牛降自然保護区

(新種)

Leifiporia rhizomorpha Y.C. Dai, F. Wu & C.L. Zhao
語源…(属名)ノルウェーの菌学者、Leif Ryvarden教授に献名/(種小名)根状菌糸束の
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【よく似た種との区別】
Leifiporia eucalypti
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じコア・ポリポロイドクレードに含まれる)
本種と異なり中国ではなくオーストラリアなどに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Leifiporia eucalypti (Ryvarden) Y.C. Dai, F. Wu & C.L.
旧名:Dichomitus eucalypti Ryvarden
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【よく似た種との区別】
Leifiporia rhizomorpha
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じコア・ポリポロイドクレードに含まれる)
本種と異なりオーストラリアなどではなく中国に分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される