2019年10月27日 (仮訳)Dothiorella casuariniの分子・形態特性およびディプロディア様分生子を有するその他のボトリオスフェリア科菌類 de Wet, J. et al., 2009. Molecular and morphological characterization of Dothiorella casuarini sp. nov. and other Botryosphaeriaceae with diplodia-like conidia. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3852/07-180?journalCode=umyc20 [Accessed October 27, 2019] 【R3-06716】2019/10/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストラリア、キャンベラにおいてモクマオウ属植物に生じた菌を検討し、Dothiorella casuariniとして新種記載した。 また、ギリシャおよびキプロスにおいてイトスギ属植物に生じ、形態のみからD. pinea f. sp. cupressiと同定されていた分離菌株を再検討し、D. cupressiと再同定した。 本病原菌のキプロスからの報告は初となった。 Australia, Canberra, Cotter River (新種) Dothiorella casuarini J. de Wet, Slippers & M.J. Wingf. 語源…モクマオウ属の 【よく似た種との区別】 Dothiorella sarmentorum ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアではなくイギリス、オランダなどに分布する 本種と異なりモクマオウ属植物ではなくニレ属、リンゴ属、ナシ属、サクラ属、Menispermum属植物などを宿主とする 本種より分生子が短い 本種と異なり菌糸に厚壁胞子様の膨大部を有するという特徴を欠く ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dothiorella iberica ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアではなくスペイン、イタリアに分布する 本種と異なりモクマオウ属ではなくコナラ属およびリンゴ属植物を宿主とする 本種より分生子が短い 本種と異なり菌糸に厚壁胞子様の膨大部を有するという特徴を欠く ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dothiorella viticola ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアではなく南アフリカ、スペインに分布する 本種と異なりモクマオウ属植物ではなくブドウを宿主とする 本種より分生子が短い 本種と異なり菌糸に厚壁胞子様の膨大部を有するという特徴を欠く ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (キプロス新産種) Diplodia cupressi A.J.L. Phillips & A. Alves 【よく似た種との区別】 Dothiorella mutila ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される