2017年7月6日 (仮訳)地中海地域西部産Hyphodermella属菌の形態学的・分子生物学的研究 Telleria, MT. et al., 2010. Morphological and molecular studies of Hyphodermella in the Western Mediterranean area. Mycological Progress. Available at: http://www.springerlink.com/index/Q6M5X03745305274.pdf [Accessed July 6, 2017]. 【R3-04181】2017/07/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フランス、イタリアなど5か国で採集されたHyphodermella属菌を検討し、H. corrugata、H. densa、およびH. rosaeの3種を認めた。 分子系統解析の結果、2つの単系統群のクレードに分かれ、片方はH. corrugata、もう片方は残りの2種に対応していた。 タイプ標本を含む再検討の結果、H. densa、およびH. rosaeが同種であることが示された。 (その他掲載種) Hyphodermella corrugata (Fr.) J. Erikss. & Ryvarden ケコメバタケ 【よく似た種との区別】 Hyphodermella rosae スペイン、ポルトガル、フランスなどに分布する 同じエニシダ属、クリ属、ブナ属、コナラ属植物などを宿主とする ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり子実体形成菌糸層の菌糸が密に錯綜する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Hyphodermella rosae (Bresadola) Nakasone 【よく似た種との区別】 Hyphodermella corrugata(ケコメバタケ) スペイン、ポルトガル、フランスなどに分布する 同じエニシダ属、クリ属、ブナ属、コナラ属植物などを宿主とする ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子器のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり子実体形成菌糸層の菌糸が密に錯綜するという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される