2025年6月14日 (仮訳)形態解析、複数遺伝子系統解析、および毒素分析により中国産のAmanita属Amanita節の2新種が明らかになった Su, Y-T. et al. 2025. Morphology, multilocus phylogeny, and toxin analysis reveal two new species of Amanita section Amanita (Amanitaceae) from China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/141080/ [Accessed June 14, 2025] 【R3-12887】2025/6/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の四川省と雲南省で採集された菌を検討し、Amanita flavomelleicepsとA. parvisychnopyramisの2新種を記載した。 両種ともブナ科の森林に発生し、前者は傘が黄色で疣状のつぼの名残を密に付着し、後者は小型で傘が淡褐色~褐色、円錐形の疣が放射状に付着することなどで特徴づけられた。 LC-MS/MSでは前者から毒成分は検出されなかったが、後者から高濃度のイボテン酸とムッシモールが検出された。 中国四川省甘孜チベット族自治州伍須海 (新種) Amanita flavomelleiceps Y.T. Su & Z.H. Chen 語源…黄色のAmanita melleiceps 【よく似た種との区別】 Amanita altipes 中国に分布する 生息環境が類似している 形態的に類似している(容易に混同されうる) つばを有する ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり傘表面が繊維に覆われるのではなく微細なつぼの名残に覆われる 本種と異なりつばの位置が中位~頂部に近いのではなく上位~頂部に近い 本種と異なり柄基部のつぼの名残が小粒状~羊毛状ではなくパッチ状~疣状 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり繊維状菌糸が豊富~非常に豊富である ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita muscaria(ベニテングタケ) 中国に分布する 生息環境が類似している 形態的に類似している(容易に混同されうる) ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりヨーロッパにおける分布が知られている 本種より子実体が比較的がっしりとしている 本種と異なり傘表面の外被膜の名残が白色~汚白色 本種より担子胞子のサイズが比較的大きい ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita melleiceps(ヒメコガネツルタケ) 中国に分布する 生息環境が類似している 形態的に類似している(容易に混同されうる) ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本における分布が知られている 本種と異なり傘が蜜色 本種と異なり傘表面にパッチ状のつぼの名残を伴う 本種と異なりつばを欠く 本種より担子器の幅が比較的狭い 本種より担子胞子の幅が比較的狭い ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita melleialba 中国に分布する ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が楕円形~広楕円形 ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita parvipantherina 中国に分布する ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が楕円形~広楕円形 ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita subparvipantherina 中国に分布する ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が楕円形~広楕円形 ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国雲南省楚雄イ族自治州紫溪山 (新種) Amanita parvisychnopyramis Y.T. Su & Z.H. Chen 語源…小型のAmanita sychnopyramis 【よく似た種との区別】 Amanita collariata 中国に分布する 形態的にいくぶん類似している ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面のつぼの名残が小粒状 本種と異なり柄基部のつぼの名残が襟状 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子の幅が狭い ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita parvipantherina 中国に分布する 形態的にいくぶん類似している ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドにおける分布が知られている 本種と異なり子実体が小型~中型 本種と異なり傘表面の外被膜の名残が疣状~角錐形 本種と異なり担子胞子が広楕円形~楕円形 ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita sychnopyramis 中国に分布する 形態的にいくぶん類似している ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本における分布が知られている 本種と異なり傘表面の外被膜の名残が角錐形 本種と異なり子実体が中型 本種と異なりつばの位置が中位 本種より担子器のサイズが比較的小さい 本種より担子胞子のサイズが比較的小さい ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita pseudosychnopyramis 中国に分布する つばの位置が上位である ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が中型 本種と異なり傘表面の外被膜の名残が灰色~帯褐灰色の円錐形~角錐形 本種より担子胞子のサイズが比較的小さい 本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形 ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される