2016年12月14日 （仮訳）トウモロコシ黒穂病菌 (Ustilago maydis) および肥大した管状の胞子堆を形成する近縁種に対する属名Mycosarcomaの復活 McTaggart, AR. et al., 2016. Mycosarcoma (Ustilaginaceae), a resurrected generic name for corn smut (Ustilago maydis) and its close relatives with hypertrophied, tubular sori. IMA fungus. Available at: http://www.fabinet.up.ac.za/publication/pdfs/3068-mctaggart_et_al_2016.pdf [Accessed December 14, 2016]. 【R3-03565】2016/12/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 分子系統解析の結果に基づき、従来Ustilago属に含められてきたトウモロコシ黒穂病菌 (U. maydis) を、かつて本種を基準種として提唱された単型属Mycosarcomaに置くことを提案した。 本属の属概念を改訂するとともに、Ustilago bouriquetiiなど4種を本属に移した。 Lycoperdon zeaeの学名がUredo maydisに対して優先されることから、普遍的な種小名”maydis”を保存する措置が必要であることを指摘した。 USA, Minnesota, near St Paul （その他掲載種） Mycosarcoma maydis (DC.) Bref. 旧名：Ustilago maydis (DC.) Corda ※本種のネオタイプを指定した。 【よく似た種との区別】 Mycosarcoma bouriquetii 同じイネ科キビ亜科の植物を宿主とする ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Mycosarcoma bouriquetii (Maubl. & Roger) McTaggart, R.G. Shivas & Begerow 旧名：Ustilago bouriquetii Maubl. & Roger 【よく似た種との区別】 Mycosarcoma maydis 同じイネ科キビ亜科の植物を宿主とする ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Mycosarcoma mackinlayi (McTaggart & R.G. Shivas) McTaggart, R.G. Shivas & Begerow 旧名：Macalpinomyces mackinlayi McTaggart & R.G. Shivas （新組み合わせ） Mycosarcoma pachycarpum (Syd.) McTaggart, R.G. Shivas & Begerow 旧名：Sorosporium pachycarpum Syd. （新組み合わせ） Mycosarcoma tubiforme (R.G. Shivas & Vánky) McTaggart, R.G. Shivas & Begerow 旧名：Macalpinomyces tubiformis R.G. Shivas & Vánky