(仮訳)レプトスフェリア科の腐生性の有性世代の新種、Neoleptosphaeria jonesii
Wanasinghe, DN., Camporesi, E. & Hu, DM., 2016. Neoleptosphaeria jonesii sp. nov., a novel saprobic sexual species, in Leptosphaeriaceae. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/Mycosphere_7_9_10.pdf [Accessed June 7, 2017].
【R3-04095】2017/06/07投稿

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3行まとめ

イタリア、フォルリ=チェゼーナ県においてClematis vitalbaの枯枝に発生した菌を検討し、Neoleptosphaeria jonesiiとして新種記載した。
本種の有性世代はLeptosphaeria doliolumなどに類似していたが、分子系統解析ではそれらとは近縁でなく、N. rubefaciensと姉妹群を形成した。
本種はNeoleptosphaeria属菌として初めて有性世代が報告された例であり、それに伴って本属の属概念を修正した。
Italy, Forlì-Cesena, Bagno di Romagna, Pietrapazza

(新種)

Neoleptosphaeria jonesii Wanasinghe, Camporesi & K.D. Hyde
語源…E.B. Gareth Jones教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neoleptosphaeria rubefaciens
材に生息する
分生子が無色
分生子が楕円形~円筒形
分生子に1-2つの油滴を含む
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイタリアではなくスイス、オランダなどに分布する
本種と異なりClematis vitalbaではなくコナラ属の一種およびTilia europaeaなどを宿主とする
本種と異なり有性世代が知られていない
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される