(仮訳)ブラジル産のAnnulohypoxylon属新種
Pereira, J., Rogers, JD. & Bezerra, JL., 2010. New Annulohypoxylon species from Brazil. Mycologia. Available at: http://www.jstor.org/stable/20619286 [Accessed August 31, 2016].
【R3-03253】2016/09/01投稿

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3行まとめ

ブラジル北東部からAnnulohypoxylon austrobahienseなど4新種を記載した。
各種はそれぞれ子嚢殻および孔口盤のサイズ、色素の色、発芽溝の長さなどで同属他種と区別された。
これら4新種を含む検索表を掲載した。
Brazil, Bahia, Jussari, Particular Reservation of Natural Patrimony ‘‘Serra do Teimoso’’

(新種)

Annulohypoxylon austrobahiense Jad. Pereira, J.D. Rogers & J.L. Bezerra
語源…バイーア州南部の
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【よく似た種との区別】
Annulohypoxylon moriforme var. microdiscus
本種と異なり10%KOHで色素をあらわす
本種より子嚢殻が露出する
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢殻層直下の組織が不明瞭という特徴を欠く
Annulohypoxylon macrodiscum
ブラジルに分布する
子嚢殻が黒色
子嚢殻が球形~倒卵形
孔口盤が”truncatum”型
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種より孔口盤のサイズが大きい
本種と異なりKOH溶解性の緑色の色素を含む
本種より子嚢胞子が短い
Brazil, Bahia, Jussari, Particular Reservation of Natural Patrimony ‘‘Serra do Teimoso’’

(新種)

Annulohypoxylon hemicarpum Jad. Pereira, J.D. Rogers & J.L. Bezerra
語源…半分の果実(子嚢果)の(子座から子嚢殻が半分露出することから)
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【よく似た種との区別】
Annulohypoxylon purpureopigmentum
ブラジルに分布する
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種と異なり子嚢殻が球形ではなく球形~倒卵形
本種と異なり子嚢殻が半分露出するのではなく1/4-1/2が露出する
本種と異なり孔口が乳頭状ではなく乳頭状~円錐状乳頭状
本種より孔口盤の直径が小さい
本種と異なり孔口盤が”truncatum”型ではなく”bovei”型
本種と異なりKOH溶解性色素が灰色ではなく紫ワイン色
Brazil, Bahia, Una, Una Ecopark

(新種)

Annulohypoxylon macrodiscum Jad. Pereira, J.D. Rogers & J.L. Bezerra
語源…大型の盤の(孔口盤のサイズから)
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【よく似た種との区別】
Annulohypoxylon truncatum(クロコブタケ)
本種と異なりブラジルではなく北米などに分布する
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種より孔口盤のサイズが小さい
Annulohypoxylon bovei var. microsporum
本種と異なり孔口盤が”truncatum”型でない
Annulohypoxylon austrobahiense
ブラジルに分布する
子嚢殻が黒色
子嚢殻が球形~倒卵形
孔口盤が”truncatum”型
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種より孔口盤のサイズが小さい
本種と異なりKOH溶解性の緑色の色素を含まない
本種より子嚢胞子が長い
Brazil, Bahia, Una, Una Ecopark

(新種)

Annulohypoxylon purpureopigmentum Jad. Pereira, J.D. Rogers & J.L. Bezerra
語源…紫色の色素の
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【よく似た種との区別】
Annulohypoxylon minutellum
紫色の色素を有する
本種と異なり子座が凝集する
本種と異なり”perithecial mound”が不明瞭
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の発芽溝が全長より短い
Annulohypoxylon purpureonitens
紫色の色素を有する
本種と異なり子座が凝集する
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種より孔口盤のサイズが大きい
本種より子嚢が長い
Annulohypoxylon urceolatum
紫色の色素を有する
本種と異なり”perithecial mound”が不明瞭
本種と異なり子嚢殻が球形~倒卵形ではなく管状
本種と異なり孔口盤が”truncatum”型
本種より子嚢胞子が長い
本種と異なり子嚢胞子が左右不等の楕円形ではなく紡錘状
本種と異なり子嚢胞子の発芽溝が一端から生じて全長より短い
Annulohypoxylon hemicarpum
ブラジルに分布する
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種と異なり子嚢殻が球形~倒卵形ではなく球形
本種と異なり子嚢殻が1/4-1/2が露出するのではなく半分露出する
本種と異なり孔口が乳頭状~円錐状乳頭状ではなく乳頭状
本種より孔口盤の直径が大きい
本種と異なり孔口盤が”bovei”型ではなく”truncatum”型
本種と異なりKOH溶解性色素が紫ワイン色ではなく灰色