2017年7月15日 (仮訳)Gymnopilus purpureosquamulosusの新規形態・分子データおよび類似種との系統関係 Guzmán-Dávalos, L. et al., 2008. New morphological and molecular data on Gymnopilus purpureosquamulosus and its phylogenetic relationships among similar species. Sydowia. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Antonio_Ortega5/publication/259737008_New_morphological_and_molecular_data_on_Gymnopilus_purpureosquamulosus_and_its_phylogenetic_relationships_among_similar_species/links/0a85e52d7bdc7323c8000000.pdf [Accessed July 14, 2017]. 【R3-04207】2017/07/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 従来ジンバブエのみから知られていた稀産種のGymnopilus purpureosquamulosusをイタリア、ナイジェリア、パナマ、およびスイスから報告した。 走査型電子顕微鏡観察を含む形態学的検討およびITS領域に基づく分子系統解析を実施し、記載文を掲載した。 類縁種のG. peliolepisのタイプ標本を検討し、紫色鱗片状の傘を有するチャツムタケ属菌が多数の種の複合体であることを示した。 (アメリカ大陸、中米、パナマ、ヨーロッパ、イタリア、スイス、アフリカ、ナイジェリア新産種) Gymnopilus purpureosquamulosus Høil. 【よく似た種との区別】 Gymnopilus cyanopalmicola ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じaeruginosus/luteofoliusクレードに含まれる、1塩基のみの差異) 本種と異なり子実下層が細長い膨大した細胞からなる 本種と異なり担子胞子が楕円形~長扁桃形ではなく長楕円形 本種と異なり担子胞子に胞子盤を欠く Gymnopilus aculeatus 形態的に類似している(この種に同定されたことがある) 本種と異なり担子胞子表面の疣が中型~大型ではなく小型 本種と異なり傘実質が放射状に配列した菌糸からなる Gymnopilus palmicola 形態的に類似している(この種に同定されたことがある) 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子表面の疣が中型~大型ではなく大型~非常に大型 Gymnopilus peliolepis 形態的に類似している(この種に同定されたことがある) 本種と異なりブラジルにおける分布が知られている (その他掲載種) Gymnopilus peliolepis (Speg.) Singer 【よく似た種との区別】 Gymnopilus purpureosquamulosus 形態的に類似している(この種が本種に同定されたことがある) 本種と異なりブラジルにおける分布が知られていない