(仮訳)形態形質および系統解析により証拠づけられたトルコ新産種、Russula juniperina
Çolak, Ö. & Kaygusuz, O. 2019. New record of Russula juniperina (Russulaceae, Basidiomycota) from Turkey evidenced by morphological characters and phylogenetic analysis. Current Research in Environmental & Applied Mycology. Available at: http://www.creamjournal.org/pdf/CREAM_9_1_21-1.pdf [Accessed December 25, 2019] 【R3-06892】2019/12/25投稿

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3行まとめ

トルコ、アフィヨンカラヒサール県の森林で採集されたRussula juniperinaをトルコ新産種として報告した。
本種はコナラ属およびビャクシン属樹木と関連して発生していた。
本種がR. adulterinaおよびR. cuprea、特に前者に近縁であることを示した。

(トルコ新産種)

Russula juniperina Ubaldi
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Russula adulterina
ヨーロッパに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりモミ属、トウヒ属樹木などを宿主とする
本種より担子胞子のサイズがかなり大きい
本種より担子胞子の疣のサイズがかなり大きい
本種と異なり上皮シスチジアの隔壁数が0-1
本種と異なり上皮シスチジアに樹枝状突起を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Russula cuprea
ドイツに分布する
形態的に類似している(同種とされることもある)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が通常暗褐色~銅色、紫色、または部分的に帯黄緑色
本種と異なり子実体がグアヤクで緩やかに呈色する
本種より担子胞子の疣が長い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される