2017年7月27日 (仮訳)アルゼンチン新産のアナイボゴケ科地衣 Prieto, M., Aragón, G. & Martínez, I. 2008. New records in the lichen family Verrucariaceae (Ascomycota) from Argentina. Boletín de la Sociedad Argentina de Botánica. Available at: https://www.researchgate.net/publication/234743647_New_records_in_the_lichen_family_Verrucariaceae_Ascomycota_from_Argentina [Accessed July 27, 2017]. 【R3-04243】2017/07/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチン新産種としてCatapyrenium exaratum、Placidium acarosporoides、P. pilosellum、およびPlacopyrenium bucekiiを報告した。 そのうちP. bucekiiは従来地中海~亜地中海地域における分布が知られており、南米からの報告は初となった。 また、既知種としてP. andicolaおよびP. squamulosum var. argentinumを掲載した。 (アルゼンチン新産種) Catapyrenium exaratum Breuss 【よく似た種との区別】 Catapyrenium cinereum(アナウロコゴケ) 本種と異なりネクラル層に粗い亀裂が生じるという特徴を欠く 本種と異なり果殻が淡色でない 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Catapyrenium squamellum 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり”rhizohyphae”が微かに褐色なのではなく暗色 本種と異なり地衣体に髄層を有する (アルゼンチン新産種) Placidium acarosporoides (Zahlbr.) Breuss (アルゼンチン新産種) Placidium pilosellum (Breuss) Breuss 【よく似た種との区別】 Placidium squamulosum(ツチウロコゴケ) 本種と異なり縁部に粉子器を生じるという特徴を欠く Placidium andicola アルゼンチンに分布する 顕微鏡的形態が非常に類似している(識別が非常に困難) 本種と異なり小鱗片の縁部がいくぶん暗色に縁取られる 本種より子嚢胞子のサイズが小さい (南米、アルゼンチン新産種) Placopyrenium bucekii var. triseptatum Breuss 【よく似た種との区別】 Placopyrenium bucekii 本変種と異なりトルコおよびアルゼンチンではなくカナリア諸島、コーカサス、アルバニア、キプロス、ギリシャ、フランス、イラン、イスラエルなどに分布する 本変種より子嚢胞子のサイズが小さい 本変種と異なり子嚢胞子の細胞数が3ではなく1-2 (その他掲載種) Placidium andicola (Breuss) Breuss 【よく似た種との区別】 Placidium pilosellum アルゼンチンに分布する 顕微鏡的形態が非常に類似している(識別が非常に困難) 本種と異なり小鱗片の縁部がいくぶん暗色に縁取られるという特徴を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが大きい (その他掲載種) Placidium squamulosum var. argentinum (Räsänen) Breuss 【よく似た種との区別】 Placidium squamulosum(ツチウロコゴケ) 本変種より”rhizohyphae”の幅が広い 本変種より子嚢胞子の幅が狭い