2017年3月2日 (仮訳)コスタリカおよびパナマ産モリノカレバタケ属菌の新産種および図版 Mata, JL. & Ovrebo, CL., 2009. New reports and illustrations of Gymnopus for Costa Rica and Panama. Fungal Diversity. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Juan_Luis_Mata/publication/267367498_New_reports_and_illustrations_of_Gymnopus_for_Costa_Rica_and_Panama/links/54e7b1970cf25ba91c79bfaa.pdf [Accessed March 2, 2017]. 【R3-03801】2017/03/02投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ コスタリカおよびパナマ産モリノカレバタケ属菌の形態学的検討を実施した。 コスタリカ新産種としてGymnopus luxuriansなど、パナマ新産種としてGymnopus neotropicusなどを報告した。 Marasmius cervinicolorおよびM. coracicolorのタイプ標本を検討し、両種をモリノカレバタケ属に移した。 (コスタリカ新産種) Gymnopus hondurensis (Murrill) J.L. Mata 【よく似た種との区別】 Gymnopus jamaicensis 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが狭棍棒形、棍棒形、広棍棒形、狭有柄頭状、類紡錘状、紡錘状ではなく広棍棒形 Gymnopus coracicolor 本種より担子胞子が短い 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり側シスチジアを有する Gymnopus neotropicus 木質基質に発生する 本種より担子胞子のサイズが大きい Gymnopus polygrammus 木質基質に発生する 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり縁シスチジアを豊富に有する Gymnopus lodgeae コスタリカに分布する 木質基質に発生する 本種と異なり側シスチジアを有する (新組み合わせ) Gymnopus coracicolor (Berkeley & M.A. Curtis) J.L. Mata 旧名:Marasmius coracicolor Berk. & M.A. Curtis 【よく似た種との区別】 Gymnopus hondurensis 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり側シスチジアを欠く (コスタリカ新産種) Gymnopus luxurians (Peck) Murrill (パナマ新産種) Gymnopus luxurians var. copeyi J.L. Mata & R.H. Petersen 【よく似た種との区別】 Gymnopus dichrous 材に生息する 縁シスチジアを豊富に有する ITS領域に基づく分子系統解析で異なるクレードに含まれる(先行研究) (パナマ新産種) Gymnopus neotropicus (Singer) J.L. Mata (パナマ新産種) Gymnopus omphalodes (Berk.) Halling & J.L. Mata (パナマ新産種) Gymnopus subpruinosus (Murrill) Desjardin, Halling & Hemmes (コスタリカ・カリブ海沿岸低地新産種) Gymnopus collybioides (Speg.) Desjardin, Halling & Hemmes 【よく似た種との区別】 Gymnopus subcyathiformis コスタリカに分布する 本種と異なり傘が鋭く臍状に窪むという特徴を欠く 本種ほど柄表面が粉状でない 本種と異なり縁シスチジアが屈曲性でより結節状という特徴を欠く Gymnopus biformis(ヤマジノカレバタケ) 本種と異なり傘が鋭く臍状に窪むという特徴を欠く 本種ほど柄表面が粉状でない 本種と異なり縁シスチジアが屈曲性でより結節状という特徴を欠く Gymnopus cervinicolor コスタリカに分布する 子実体のサイズが類似している 子実体の形状が類似している 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している シスチジアのサイズが類似している シスチジアの形状が類似している 本種と異なり偽襟帯が乾燥時に発達する (新組み合わせ) Gymnopus cervinicolor (Murrill) J.L. Mata 旧名:Marasmius cervinicolor Murrill 【よく似た種との区別】 Gymnopus collybioides コスタリカに分布する 子実体のサイズが類似している 子実体の形状が類似している 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している シスチジアのサイズが類似している シスチジアの形状が類似している 本種と異なり偽襟帯が乾燥時に発達するという特徴を欠く (コスタリカ・カリブ海沿岸低地新産種) Gymnopus lodgeae (Singer) J.L. Mata 【よく似た種との区別】 Gymnopus hondurensis コスタリカに分布する 木質基質に発生する 本種と異なり側シスチジアを欠く (コスタリカ・カリブ海沿岸低地新産種) Gymnopus pseudo-omphalodes (Dennis) J.L. Mata (コスタリカ・カリブ海沿岸低地新産種) Gymnopus subcyathiformis (Murrill) Desjardin, Halling & Hemmes 【よく似た種との区別】 Gymnopus menehune 本種と異なりコスタリカではなくハワイおよびインドネシアなどに分布する 本種と異なり傘に深い透明条線を有する 本種と異なり襞が橙色 本種と異なり柄表面が密な綿毛状 Gymnopus biformis(ヤマジノカレバタケ) 本種と異なりコスタリカではなくニューヨークなどに分布する 本種と異なりマツ-オークを基質とする Gymnopus johnstonii 本種より子実体のサイズがずっと小さい 本種と異なり子実体にニンニク臭がある Gymnopus collybioides コスタリカに分布する 本種と異なり傘が鋭く臍状に窪む 本種より柄表面が粉状 本種と異なり縁シスチジアが屈曲性でより結節状