2016年6月21日 (仮訳)テングノメシガイ類、Thuemenidium属の北方系の種の再検討:形態、生態、および分子系統 Ohenoja, E. et al., 2010. Northern species of earth tongue genus Thuemenidium revisited, considering morphology, ecology and molecular phylogeny. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/102/5/1089.short [Accessed June 20, 2016]. 【R3-03036】2016/06/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Thuemenidium属菌の生態および形態を再検討し、nrLSUに基づく分子系統解析を実施した。 本属が多系統群であること、T. atropurpureumとT. arenariumの2種が明瞭に別種であることなどが示された。 前者はLeotia-Microglossumクレードに含まれたが、後者の系統的位置は不明確であった。 (その他掲載種) Thuemenidium arenarium (Rostr.) Korf 【よく似た種との区別】 Thuemenidium atropurpureum 北半球のみに分布する 形態的に類似している(同種とする意見がある) 本種と異なり沿岸域の砂丘ではなく草地に発生する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Thuemenidium atropurpureum (Pers.) Kuntze 【よく似た種との区別】 Thuemenidium arenarium 北半球のみに分布する 形態的に類似している(同種とする意見がある) 本種と異なり草地ではなく沿岸域の砂丘に発生する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Microglossum rufum(キシャモジタケ) nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される