2019年11月12日 (仮訳)中国産の網状胞子を有する不完全糸状菌類について (7):Nimbya属 Zhao, G-Z. & Zhang, T-Y. 2005. Notes on dictyosporous hyphomycetes from China VII. The genus Nimbya. Fungal Diversity. Available at: http://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/19-13.pdf [Accessed November 12, 2019] 【R3-06765】2019/11/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国からNimbya dianthiおよびN. dolichiの2新種を記載した。 また、その他に5種の中国産Nimbya属菌を検討した。 17種の本属菌の識別形質を表にまとめるとともに、本属の全種の検索表を掲載した。 中国陝西省 (新種) Nimbya dianthi T.Y. Zhang & G.Z. Zhao 語源…ナデシコ属の 【よく似た種との区別】 Nimbya caricis 分生子の嘴が円筒形 本種と異なりナデシコ属ではなくスゲ属植物を宿主とする 本種より分生子柄が長い 本種より分生子の本体のサイズが比較的大きい 本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく楕円形~広倒棍棒形 本種と異なり分生子の横異隔壁数が3-9ではなく7-10 Nimbya dolichi 中国に分布する 分生子のサイズが類似している 分生子の形状が類似している 本種と異なりナデシコ属ではなくDolichos属植物を宿主とする 本種より分生子柄の幅が広い 本種より分生子の幅が比較的広い 本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく楕円形または倒棍棒形 本種より分生子の嘴が長い 本種と異なり分生子の嘴が円筒形または糸状ではなく糸状 本種と異なり分生子の嘴が通常二次分生子柄になるという特徴を欠く 本種と異なり分生子の横異隔壁数が3-9ではなく5-9 中国河北省小五台山 (新種) Nimbya dolichi T.Y. Zhang & G.Z. Zhao 語源…Dolichos属の 【よく似た種との区別】 Nimbya dianthi 中国に分布する 分生子のサイズが類似している 分生子の形状が類似している 本種と異なりDolichos属ではなくナデシコ属植物を宿主とする 本種より分生子柄の幅が狭い 本種より分生子の幅が比較的狭い 本種と異なり分生子が楕円形または倒棍棒形ではなく倒棍棒形 本種より分生子の嘴が短い 本種と異なり分生子の嘴が糸状ではなく円筒形または糸状 本種と異なり分生子の嘴が通常二次分生子柄になる 本種と異なり分生子の横異隔壁数が5-9ではなく3-9 (その他掲載種) Nimbya alternantherae (Holcomb & Antonop.) E.G. Simmons & Alcorn 【よく似た種との区別】 Nimbya perpunctulata 同じAlternanthera philoxeroidesを宿主とする 分生子の嘴が円筒形 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が狭卵状ではなく楕円形または類円筒形 Nimbya celosiae 中国に分布する 同じヒユ科植物を宿主とする 分生子の形状が類似している 本種と異なりツルノゲイトウ属ではなくケイトウ属植物を宿主とする 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が狭卵状ではなく楕円形~倒棍棒形 本種と異なり分生子が顕著に狭窄するのではなく狭窄しない 本種と異なり分生子の嘴において細胞が様々に膨大するのではなく一様に糸状 本種と異なり分生子の横異隔壁数が6-10ではなく12-15 (その他掲載種) Nimbya celosiae E.G. Simmons & Holcomb 【よく似た種との区別】 Nimbya alternantherae 中国に分布する 同じヒユ科植物を宿主とする 分生子の形状が類似している 本種と異なりケイトウ属ではなくツルノゲイトウ属植物を宿主とする 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が楕円形~倒棍棒形ではなく狭卵状 本種と異なり分生子が顕著に狭窄しないのではなく狭窄する 本種と異なり分生子の嘴が一様に糸状なのではなく細胞が様々に膨大する 本種と異なり分生子の横異隔壁数が12-15ではなく6-10 Nimbya euphorbiicola 中国に分布する 分生子の嘴が円筒形 本種と異なりヒユ科ではなくトウダイグサ科植物を宿主とする 本種より分生子柄が長い 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が倒棍棒形または類円筒形ではなく倒棍棒形 本種と異なり分生子の嘴が円筒形または糸状ではなく円筒形 本種と異なり分生子の異隔壁数が12-15ではなく5-8 Nimbya gomphrenae 中国に分布する 同じヒユ科植物を宿主とする 本種と異なりケイトウ属ではなくセンニチコウ属植物を宿主とする 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく長倒棍棒形~倒棍棒形 本種と異なり分生子の嘴が円筒形または糸状ではなく糸状 本種と異なり分生子の異隔壁数が12-15ではなく5-14 本種と異なり二次分生子の数が0ではなく1 (その他掲載種) Nimbya euphorbiicola W.Q. Chen & T.Y. Zhang 【よく似た種との区別】 Nimbya celosiae 中国に分布する 分生子の嘴が円筒形 本種と異なりトウダイグサ科ではなくヒユ科植物を宿主とする 本種より分生子柄が短い 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく倒棍棒形または類円筒形 本種と異なり分生子の嘴が円筒形ではなく円筒形または糸状 本種と異なり分生子の異隔壁数が5-8ではなく12-15 Nimbya heteroschemos 分生子の形態が類似している 本種と異なりトウダイグサ属ではなくスゲ属植物を宿主とする 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が倒棍棒形または円筒形ではなく倒棍棒形 本種と異なり分生子の嘴が円筒形ではなく嘴を欠くか狭い糸状 本種と異なり分生子の異隔壁数が5-8ではなく6-9 Nimbya gomphrenae 中国に分布する 分生子の形態が類似している 本種と異なりトウダイグサ属ではなくセンニチコウ属植物を宿主とする 本種より分生子柄のサイズが大きい 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が倒棍棒形または円筒形ではなく長倒棍棒形~倒棍棒形 本種と異なり分生子の嘴が円筒形ではなく糸状 本種と異なり分生子の異隔壁数が5-8ではなく5-14 (その他掲載種) Nimbya gomphrenae (Togashi) E.G. Simmons 【よく似た種との区別】 Nimbya celosiae 中国に分布する 同じヒユ科植物を宿主とする 本種と異なりセンニチコウ属ではなくケイトウ属植物を宿主とする 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子が長倒棍棒形~倒棍棒形ではなく倒棍棒形 本種と異なり分生子の嘴が糸状ではなく円筒形または糸状 本種と異なり分生子の異隔壁数が5-14ではなく12-15 本種と異なり二次分生子の数が1ではなく0 Nimbya euphorbiicola 中国に分布する 分生子の形態が類似している 本種と異なりセンニチコウ属ではなくトウダイグサ属植物を宿主とする 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子が長倒棍棒形~倒棍棒形ではなく倒棍棒形または円筒形 本種と異なり分生子の嘴が糸状ではなく円筒形 本種と異なり分生子の異隔壁数が5-14ではなく5-8 (その他掲載種) Nimbya scirpicola (Fuckel) E.G. Simmons