(仮訳)樹木滲出液から分離された胞子形成性メチロトローフ酵母の新種、Ogataea falcaomoraisii
Morais, PB. et al., 2004. Ogataea falcaomoraisii sp. nov., a sporogenous methylotrophic yeast from tree exudates. FEMS Yeast Research. Available at: https://academic.oup.com/femsyr/article/5/1/81/499858 [Accessed September 26, 2021] 【R3-08817】2021/9/26投稿

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3行まとめ

ブラジル、トカンティンス州およびコスタリカ、グアナカステ州の森林においてそれぞれSclerolobium属とHymenaea属樹木の樹液から分離された酵母の一種を検討し、Ogataea falcaomoraisiiとして新種記載した。
本種はメタノール資化能を有し、最大4つの帽子形の子嚢胞子を形成した。
分子系統解析で本種はCandida ortoniiと姉妹群を形成した。
Lago Verde estate, State of Tocantins, Brazil

(新種)

Ogataea falcaomoraisii Morais, Teixeira, J.M. Bowles, Lachance & C.A. Rosa
語源…酵母・細菌分類学者のJosé Otamar Falcão de Morais氏に献名
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【よく似た種との区別】
Candida ortonii
コスタリカに分布する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりHymenaea courbarilではなくMaclura tinctoriaなどから分離される
本種と異なりメタノール、トレハロース、エリトリトールを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Candida nemodendra
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスクロース、マルトースを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される