(仮訳)ブラジル南部およびアルゼンチン北東部産のタケ生息性の管孔を有するタバコウロコタケ目菌類
Coelho, G. et al., 2009. On poroid Hymenochaetales growing on bamboos in Southern Brazil and NE Argentina. Fungal Diversity. Available at: http://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/FD36-1.pdf [Accessed October 24, 2018].
【R3-05611】2018/10/24投稿

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3行まとめ

ブラジル、リオグランデ・ド・スル州においてタケに発生した菌を検討し、Fomitiporia sanctichampagnatiiとして新種記載した。
また、新組み合わせF. spinescensおよびF. uncinataを提唱した。
タケ生息性の広義キコブタケ属菌の検索表を掲載した。
Brazil, Rio Grande do Sul, São Francisco de Paula, Potreiro Velho, Pró-Mata, Três Forquilhas trail

(新種)

Fomitiporia sanctichampagnatii G. Coelho, R.M. Silveira & Rajchenb.
語源…聖マルセラン・シャンパニャに献名
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【よく似た種との区別】
Phellinus bambusarum
ブラジルに分布する
タケに生息する
担子胞子のQ値の範囲が重なる
担子胞子が類球形
担子胞子が厚壁
担子胞子がデキストリノイド
本種と異なりアルゼンチンにおける分布が知られている
本種と異なり子実体が一年生ではなく一年生~多年生
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より剛毛が短い
本種と異なり剛毛が直線状~便腹形ではなく便腹形
Fomitiporia spinescens
ブラジルに分布する
タケに生息する
孔口が中型
担子胞子が類球形
担子胞子のQ値の範囲が重なる
担子胞子が厚壁
担子胞子がデキストリノイド
本種と異なりアルゼンチンにおける分布が知られている
本種より剛毛のサイズが大きい
本種と異なり剛毛が直線状~便腹形ではなく長便腹形で次端部に刺状突起を有する
Fomitiporia uncinata
タケに生息する
孔口が中型
担子胞子が類球形
担子胞子のQ値の範囲が重なる
担子胞子が厚壁
担子胞子がデキストリノイド
本種と異なりアルゼンチンにおける分布が知られている
本種より剛毛の幅が広い
本種と異なり剛毛が直線状~便腹形ではなく特徴的な鉤状
Fomitiporia sublaevigata
子実体が背着生
顕微鏡的形質が類似している
剛毛のサイズの範囲が重なる
本種と地理的分布が異なる
本種と異なりタケ以外の基質に発生する
本種と異なり子実体が一年生ではなく多年生
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり剛毛が直線状~便腹形ではなく便腹形~錐形
Fomitiporia pseudopunctata
子実体が背着生
顕微鏡的形質が類似している
本種と異なりブラジルではなく南欧および東アフリカに分布する
本種と異なりタケ以外の基質に発生する
本種と異なり子実体が一年生ではなく多年生
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より剛毛の幅が広い
本種と異なり剛毛が直線状~便腹形ではなく便腹形
Phellinus sonorae
担子胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なりブラジルではなく北米に分布する
本種より孔口のサイズが小さい
本種より剛毛が長い
本種と異なり剛毛が直線状~便腹形ではなく便腹形で先端部が細長い

(その他掲載種)

Phellinus bambusarum (Rick) M.J. Larsen
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【よく似た種との区別】
Fomitiporia sanctichampagnatii
ブラジルに分布する
タケに生息する
担子胞子のQ値の範囲が重なる
担子胞子が類球形
担子胞子が厚壁
担子胞子がデキストリノイド
本種と異なりアルゼンチンにおける分布が知られていない
本種と異なり子実体が一年生~多年生ではなく一年生
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より剛毛が長い
本種と異なり剛毛が便腹形ではなく直線状~便腹形

(新組み合わせ)

Fomitiporia spinescens (J.E. Wright & G. Coelho) G. Coelho, Guerrero & Rajchenb.
旧名:Phellinus spinescens J.E. Wright & G. Coelho
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【よく似た種との区別】
Fomitiporia sanctichampagnatii
ブラジルに分布する
タケに生息する
孔口が中型
担子胞子が類球形
担子胞子のQ値の範囲が重なる
担子胞子が厚壁
担子胞子がデキストリノイド
本種と異なりアルゼンチンにおける分布が知られていない
本種より剛毛のサイズが小さい
本種と異なり剛毛が長便腹形で次端部に刺状突起を有するのではなく直線状~便腹形

(新組み合わせ)

Fomitiporia uncinata (Rajchenb.) G. Coelho, Guerrero & Rajchenb.
旧名:Phellinus uncinatus Rajchenb.
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【よく似た種との区別】
Fomitiporia sanctichampagnatii
タケに生息する
孔口が中型
担子胞子が類球形
担子胞子のQ値の範囲が重なる
担子胞子が厚壁
担子胞子がデキストリノイド
本種と異なりアルゼンチンにおける分布が知られていない
本種より剛毛の幅が狭い
本種と異なり剛毛が特徴的な鉤状ではなく直線状~便腹形