2021年4月27日 (仮訳)ブラジル産のシロキクラゲ科酵母の新種、Papiliotrema leonciniiおよびPapiliotrema miconiae Pagani, DM. et al., 2016. Papiliotrema leoncinii sp. nov. and Papiliotrema miconiae sp. nov., two tremellaceous yeast species from Brazil. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.000945 [Accessed April 27, 2021] 【R3-08361】2021/4/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルの大西洋岸森林およびカーチンガ・バイオームからPapiliotrema leonciniiおよびP. miconiaeの2新種を記載した。 前者はパイナップル科植物の葉と水試料など、後者はオオバノボタン属植物の花と水試料からそれぞれ分離された。 両種は互いに近縁であり、6種の近縁種とは炭素源および窒素源の資化能、30°Cでの生育可能性などが異なっていた。 Dom Helvécio Lake in Parque Estadual do Rio Doce , Minas Gerais state, South-east Brazil (新種) Papiliotrema leoncinii D.M. Pagani, L.R. Brandao, A.R.O. Santos, C.R. Felix, J.P. Ramos, Broetto, Scorzetti, Fell, C.A. Rosa, P. Valente & Landell 語源…分子遺伝学者のOrílio Leoncini氏に献名 【よく似た種との区別】 Papiliotrema miconiae ブラジルに分布する 淡水試料から分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオオバノボタン属植物の花から知られている 本種と異なりパイナップル科植物の葉から知られていない 本種と異なりガラクチトール、プロピレングリコール、メチル-α-D-グルコシド、乳酸、D-グルコサミン、エチルアミンを資化可能 本種と異なり亜硝酸塩を資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 本種と異なり30°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema aureus 30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりガラクチトール、メチル-α-D-グルコシド、エチルアミンを資化可能 本種と異なり亜硝酸塩を資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema flavescens 30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりガラクチトール、メチル-α-D-グルコシド、エチルアミンを資化可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema terrestris 0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能 30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりガラクチトール、メチル-α-D-グルコシド、エチルアミンを資化可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema baii 30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりガラクチトール、メチル-α-D-グルコシド、乳酸を資化可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema ruineniae 30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりガラクチトール、メチル-α-D-グルコシドを資化可能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema wisconsinensis 30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される National Ecological Park of Tijuca Forest, Brazil (新種) Papiliotrema miconiae Fell, Scorzetii & Landell 語源…オオバノボタン属の 【よく似た種との区別】 Papiliotrema leoncinii ブラジルに分布する 淡水試料から分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパイナップル科植物の葉から知られている 本種と異なりオオバノボタン属植物の花から知られていない 本種と異なり亜硝酸塩を資化可能 本種と異なりガラクチトール、プロピレングリコール、メチル-α-D-グルコシド、乳酸、D-グルコサミン、エチルアミンを資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能 本種と異なり30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema aureus 0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイヌリンを資化可能 本種と異なりソルボース、プロピレングリコール、乳酸を資化不能 本種と異なり30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema flavescens D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり亜硝酸塩を資化可能 本種と異なりソルボース、デンプン、プロピレングリコール、乳酸、D-グルコサミンを資化不能 本種と異なり30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema terrestris D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイヌリン、亜硝酸塩を資化可能 本種と異なりソルボース、プロピレングリコール、D-グルコサミンを資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能 本種と異なり30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema baii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-グルコサミンを資化不能 本種と異なり30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema ruineniae 0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイヌリンを資化可能 本種と異なりD-グルコサミンを資化不能 本種と異なり30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliotrema wisconsinensis D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり亜硝酸塩を資化可能 本種と異なりソルボースを資化不能 本種と異なり30°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される