2014年1月15日 (仮訳)コスタリカで毛虫から見出された2新種、Penicillium mallochiiおよびP. guanacastense Rivera, K., Diaz, J. & Chavarria-Diaz, F., 2012. Penicillium mallochii and P. guanacastense, two new species isolated from Costa Rican caterpillars. …. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000119/00000001/art00035 [Accessed January 15, 2014]. 【R3-00276】2014/01/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ コスタリカでヤママユガ科やヤガ科のガの芋虫の腸や糞、食草などから2種のアオカビ属菌を分離した。 形態および分子の検討により、両種をPenicillium mallochiiおよびP. guanacastenseとして新種記載した。 5遺伝子に基づく分子系統解析では、両者はともに、形態的に類似するP. sclerotiorumに近縁だったが、顕著に異なる系統をなした。 Costa Rica, Santa Rosa, Area de Conservacion Guanacaste (新種) Penicillium mallochii K.G. Rivera, Urb & Seifert 語源…子嚢菌の専門家、David Malloch教授に献名 【よく似た種との区別】 Penicillium sclerotiorum 形態的に非常に類似している 分生子柄が単輪生 分生子柄の頂部が膨大する CYA培地でリバースが鮮橙色~赤色 ITS、cox1、tef1-α、benA、cmdの各遺伝子領域に基づく分子系統解析でごく近縁 本種と異なり毛虫やその食草ではなく土壌および空中から分離される 本種より分生子柄が顕著に嚢状になる 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形 本種と異なり菌核を形成することがある ITS、cox1、tef1-α、benA、cmdの各遺伝子領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Penicillium guanacastense コスタリカ・グアナカステ州に同所的に分布する 毛虫やその食草から分離される 形態的に非常に類似している 分生子柄が単輪生 分生子柄の頂部が膨大する CYA培地でリバースが鮮橙色~赤色 分生子が球形~類球形 ITS、cox1、tef1-α、benA、cmdの各遺伝子領域に基づく分子系統解析でごく近縁 本種より分生子柄の膨大の程度が僅かに小さい ITS、cox1、tef1-α、benA、cmdの各遺伝子領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新種) Penicillium guanacastense K.G. Rivera, Urb & Seifert 語源…グアナカステ産の 【よく似た種との区別】 Penicillium sclerotiorum 形態的に非常に類似している 分生子柄が単輪生 分生子柄の頂部が膨大する CYA培地でリバースが鮮橙色~赤色 ITS、cox1、tef1-α、benA、cmdの各遺伝子領域に基づく分子系統解析でごく近縁 本種と異なり毛虫やその食草ではなく土壌および空中から分離される 本種より分生子柄が顕著に嚢状になる 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形 本種と異なり菌核を形成することがある ITS、cox1、tef1-α、benA、cmdの各遺伝子領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Penicillium mallochii コスタリカ・グアナカステ州に同所的に分布する 毛虫やその食草から分離される 形態的に非常に類似している 分生子柄が単輪生 分生子柄の頂部が膨大する CYA培地でリバースが鮮橙色~赤色 分生子が球形~類球形 ITS、cox1、tef1-α、benA、cmdの各遺伝子領域に基づく分子系統解析でごく近縁 本種より分生子柄の膨大の程度が僅かに大きい ITS、cox1、tef1-α、benA、cmdの各遺伝子領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される