2017年1月27日 (仮訳)ハリアリ属のアリの巣に見出されたスチルベラ型昆虫寄生菌の表現型多型 (2):Tilachlidium属の隠れた新種、Tilachlidium poneraticum Liang, Z-Q. et al., 2016., Phenotypic polymorphism of the stilbellaceous entomogenous fungi in an ant nest of Ponera II. A cryptic new Tilachlidium species, Tilachlidium poneraticum. Microbiology China. Available at: http://journals.im.ac.cn/wswxtbcn/ch/reader/view_abstract.aspx?file_no=tb16020379 [Accessed January 26, 2017]. 【R3-03697】2017/01/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国貴州省においてハリアリ属の一種の巣から見出されたシンネマ形成菌の一種を検討し、Tilachlidium poneraticumとして新種記載した。 本種はチョウ目やヨコバイを宿主とする同属他種と類似していたが、フィアライドや分生子の形態などで区別された。 分子系統解析では本種はノムシタケ科クレードとバッカクキン科クレードの間で独自の系統を形成し、分類学的地位は確定できなかった。 中国貴州省貴陽市小車河湿地公園 (新種) Tilachlidium poneraticum Z.Q Liang, J.D Liang, W.H. Chen & Y.F. Han 語源…ハリアリ属の 【よく似た種との区別】 Tilachlidium larvarum 本種と異なりアリではなくチョウ目の幼虫を宿主とする 本種よりフィアライドのサイズが大きい 本種と異なりフィアライドが円筒形ではなく円錐形またはフラスコ形 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が楕円形または円筒形ではなく狭卵形 Tilachlidium ramosum 本種と異なりアリではなくチョウ目の幼虫を宿主とする 本種よりフィアライドのサイズが大きい 本種と異なりフィアライドが円筒形ではなく錐形 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が楕円形または円筒形ではなく長楕円形 Tilachlidium brachiatum 分生子のサイズの範囲が重なる 本種と異なりアリではなくヨコバイを宿主とする 本種と異なり分生子が楕円形または円筒形ではなく狭卵形 Tilachlidium pinnatum 本種と異なりアリではなくチョウ目の幼虫および成虫を宿主とする 本種よりフィアライドのサイズが大きい 本種と異なりフィアライドが円筒形ではなく錐形 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が楕円形または円筒形ではなく楕円形