(仮訳)ヴィアレア科の系統学的研究により新種Vialaea mangiferaeが明らかになった
Senanayake, IC. et al., 2014. Phylogenetic studies on Vialaeaceae reveals a novel species, Vialaea mangiferae. Sydowia. Available at: http://www.sydowia.at/syd66-2/T4-Senanayake.html [Accessed August 25, 2016].
【R3-03238】2016/08/27投稿

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3行まとめ

タイ北部、チエンラーイ県において枯死したマンゴーの枝から分離された菌を検討し、Vialaea mangiferaeとして新種記載した。
本種は偽子座に3-5つの子嚢殻を形成し、孔口が収束し、子嚢胞子に1隔壁を有し、殻壁の細胞が球形であることなどで特徴づけられた。
培養下で認められた本種のアナモルフを、Vialaea属菌における初のアナモルフとして報告した。
Thailand, Chaing Rai Province, Muang District, near Bandu, Baan Khuakhae

(新種)

Vialaea mangiferae I. C. Senanayake & K. D. Hyde
語源…マンゴー属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Vialaea minutella
同じマンゴーを宿主とする
偽子座を形成する
子嚢殻が凝集する
子嚢殻が球形~類球形
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢殻のサイズが僅かに小さい
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢殻の殻壁が球形ではなく多角形の細胞からなる
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Vialaea insculpta
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりマンゴー属植物が宿主として知られていない
本種と異なり偽子座を形成しない
本種と異なり子嚢殻が凝集するのではなく単生する
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢殻が類球形ではなく球形
本種と異なり孔口が収束しない
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく1-2
本種より子嚢殻の殻壁が厚い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される