2026年1月12日 (仮訳)新種Biscogniauxia papillataの多相的特性調査および細胞毒性のある環状ペンタペプチド、cyclobiscognioxin Aの単離 Wongkanoun, S. et al. 2026. Polyphasic characterization of Biscogniauxia papillata sp. nov. (Graphostromataceae) and isolation of the cytotoxic cyclic pentapeptide cyclobiscognioxin A. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-025-02114-y [Accessed January 12, 2026] 【R3-13525】2026/1/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイのチエンラーイ県およびピッサヌローク県で採集された材生息菌の一種を検討し、Biscogniauxia papillataとして新種記載した。 本新種は子座表面の孔口が乳頭状で、2–4個の子嚢殻が共通の孔口を共有する点などで特徴づけられた。 本新種の二次代謝産物を解析し、環状ペンタペプチドであるcyclobiscognioxin Aおよびメレイン誘導体を単離・構造決定し、細胞毒性を確認した。 Thailand, Chiang Rai Province, Phu Kaeng Waterfall (新種) Biscogniauxia papillata Srikit., Wongkan., Charria-Girón & Luangsa-ard 語源…乳頭状の(孔口の形状から) 【よく似た種との区別】 Biscogniauxia communapertura 子嚢殻を多数形成する 子嚢殻がロゼット状に配列する 孔口が乳頭状である “ostiolar canal”が単一である 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が褐色~暗褐色でない Biscogniauxia plana 子嚢殻を多数形成する 子嚢殻がロゼット状に配列する “ostiolar canal”が単一である 本種より子嚢殻のサイズが小さい 本種と異なり子嚢殻がフラスコ形ではない 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Biscogniauxia capnodes var. limonispora タイに分布する 子座の全体的な形態が類似している 本種と異なりマルティニークにおける分布が知られている 本種と異なり孔口が乳頭状でない 本種と異なり孔口を囲む白色のリングを有する(マルティニーク産のもの) 本種と異なり子嚢殻が複数で”ostiolar canal”を共有するという特徴を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なりアナモルフが厳密にpericoniella類似でありnodulisporium類似の分岐パターンを示さない Biscogniauxia petrensis タイに分布する 分生子の長さが類似している ITS+LSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国における分布が知られている 本種と異なり岩石やセッコク属の根から分離されている ITS+LSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Biscogniauxia capnodes(クロイタタケ) ITS+LSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢殻のサイズが小さい 本種と異なり子嚢殻がフラスコ形ではない 本種と異なり子嚢殻が複数で”ostiolar canal”を共有するという特徴を欠く 本種と異なり孔口に白色のリムを有することがある 本種より子嚢のサイズが小さい 本種より子嚢の先端構造が短い 本種より子嚢の先端構造が幅広い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が広楕円形でしばしば左右不等という特徴を欠く 本種と異なりアナモルフが主にnodulisporium様ではなくpericoniella様 ITS+LSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Biscogniauxia nummularia ITS+LSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく主にヨーロッパに分布する 本種と異なり子座が平らに広がったクッション状ではなく扁平 本種と異なり子座が明瞭な2つの部分からなるという特徴を欠く 本種と異なり子座基部と基質を区切る黒色の線を欠く 本種と異なり子嚢殻間の組織が灰色ではなく帯灰褐色~暗褐色 本種と異なり子嚢殻間の組織がやや柔らかいのではなく木質 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が広楕円形でしばしば左右不等ではなくほぼ左右同等でより丸みを帯びている ITS+LSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Biscogniauxia anceps ITS+LSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくイタリア、フランスなどに分布する 本種と異なり子座が平らに広がったクッション状ではなく扁平な盤状~広がった形状で縁部が明瞭である 本種と異なり子座表面がDiatrype stigmaを彷彿させるようにひび割れている 本種と異なり子座が明瞭な2つの部分からなるという特徴を欠く 本種と異なり孔口が乳頭状ではなく臍状で灰色の窪んだ領域内にある 本種より子嚢殻のサイズが小さい 本種と異なり子嚢殻がフラスコ形ではない 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子のより大きい細胞が暗褐色だが最も一般的には無色で、より小さい細胞が常に無色である 本種と異なり子嚢胞子が不等な2細胞からなる 本種と異なり子嚢胞子表面に全長にわたる直線的な発芽溝を欠く 本種と異なりアナモルフが主にnodulisporium様ではない ITS+LSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される