2023年3月25日 (仮訳)中国中部、湖北省の神農架自然保護区に産した多孔菌類 Li, J., Xiong, HX. & Dai, YC. 2008. Polypores from Shennongjia Nature Reserve in Hubei Province, Central China. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/en/periodiques/mycologie/29/3/polypores-shennongjia-nature-reserve-hubei-province-central-china [Accessed March 25, 2023] 【R3-10452】2023/3/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国湖北省の神農架自然保護区において材生息性多孔菌類の調査を実施し、約600標本を採集した。 139種を同定し、そのうち約6割が本地域からの初報告となった。 その中から大型の子実体と黄褐色~帯桃黄褐色で粘性の傘表面、アミロイドの担子胞子などで特徴づけられたAlbatrellus zhuangiiを新種記載した。 中国湖北省神農架自然保護区 (新種) Albatrellus zhuangii Y.C. Dai & Juan Li 語源…中国の菌類学者、庄剣云氏に献名 【よく似た種との区別】 Albatrellus yasudae(ヌメリアイタケ) 本種と異なり傘が黄褐色~帯桃黄褐色ではなく明るい帯緑青色 本種より孔口のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子がアミロイドではなく非アミロイド Albatrellus confluens(ニンギョウタケ) 子実体が大型 子実体が帯桃黄褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子がアミロイドではなく弱アミロイド 本種と異なり生殖菌糸の隔壁にクランプを有するものと欠くものがある Albatrellus avellaneus 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり担子胞子がアミロイドでない Albatrellus tianschanicus 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり傘が黄褐色~帯桃黄褐色ではなく杏色 本種と異なり傘表面に粘性を有するのではなく欠く ※この他に調査地で記録された種一覧(標本情報のみ)を掲載した。