(仮訳)スペイン産の新種Psathyrella subobtusata
Voto, P. & Suárez, E. 2025. Psathyrella subobtusata (Agaricales, Psathyrellaceae) sp. nov. from Spain. MycolObs. Available at: https://www.mycolobs-journal.org/Volumi/MycolObs12p37-45.pdf [Accessed June 8, 2025] 【R3-12868】2025/6/8投稿

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3行まとめ

スペイン、アラゴン州で採集された菌を検討し、Psathyrella subobtusataとして新種記載した。
本種には単一の独特な形質は見出されなかったが、材上生で子実体が小型、担子胞子が中型、などの形質の組み合わせで明確に識別可能であった。
顕微鏡的には、側シスチジアが倒円錐形~瓶形であり、襞の縁を先細りのパラシスチジアが占めることなどで特徴づけられた。
Spain, Teruel, Albarracín, Paraje de Ligros

(新種)

Psathyrella subobtusata E. Suárez & Voto
語源…Psathyrella obtusata類似の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Psathyrella obtusata(コナヨタケ)
ヨーロッパに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり米国における分布が知られている
本種と異なり担子胞子が帯褐橙色ではなくより濃色
本種と異なり担子胞子の一部が豆形という特徴を欠く
本種と異なり担子胞子の発芽孔が明瞭から不明瞭という特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Psathyrella dunensis
ヨーロッパに分布する
本種より被膜が疎らである
本種と異なり襞の縁がしばしば縁シスチジアおよびパラシスチジアで褐色に縁取られる
本種と異なり側シスチジア頂部がしばしば粘液質
本種より被膜が顕著に細い菌糸からなる
Psathyrella harrisonii
担子胞子のサイズが類似している
襞の縁をパラシスチジアが占める
側シスチジアの形状が類似している
本種と異なりスペインではなくカナダなどに分布する
本種と異なり側シスチジアがしばしばKOHで帯ワイン色~帯褐色
Psathyrella cascadensis
本種と異なりスペインではなく北米などに分布する
本種と異なり傘が黄褐色である
本種と担子胞子のサイズが異なる
本種と異なり襞の縁に縁シスチジアとパラシスチジアの両方を有する
本種と異なり縁シスチジアがKOH中で黄褐色
本種と異なりパラシスチジアが小型である
Psathyrella affinis
パラシスチジアが優占する
本種と異なりスペインではなく北米などに分布する
本種と異なり沼地に生息する
本種と異なり湿った落葉上に生育する
本種より担子胞子のサイズが大きい