(仮訳)インド産の不完全糸状菌の新属新種、Pseudodeightoniella indica
Verma, SK. et al. 2021. Pseudodeightoniella indica gen. and sp. nov., a hyphomycete from India. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2022/00000136/00000004/art00008 [Accessed June 17, 2024] 【R3-11802】2024/6/17投稿

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3行まとめ

インド、ウッタラーカンド州においてウマゴヤシ属植物の葉に発生したアナモルフ菌の一種を検討し、新属新種Pseudodeightoniella indicaとして記載した。
本種は子座が破出性で発達し、分生子柄が螺旋状またはヘリコイドで密に束生し、分生子に粘質の帽を欠くことなどで特徴づけられた。
本種はDeightoniella属およびNeodeightoniella属に類似していたが、子座、分生子柄、分生子などの形態が異なっていた。
India, Uttarakhand, Nainital, Bhimtal

(新種)

Pseudodeightoniella indica S.K. Verma, Sanj. Yadav & Raghv. Singh
語源…(属名)偽のDeightoniella属/(種小名)インドの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Deightoniella africana
分生子柄が波状
本種と異なり子座を有するのではなく欠く
本種と異なり子座が破出性という特徴を欠く
本種と異なり分生子柄が密に束生するのではなく単生する
本種と異なり分生子柄が螺旋状またはヘリコイドなのではなくねじれるか屈曲状
本種より分生子柄の基部細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子柄の基部細胞が膨大するのではなく全長にわたって特徴的な膨大部を有する
本種と異なり分生子柄に隔壁を有するという特徴を欠く
本種と異なり分生子形成細胞がモノトレト型
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子頂部の細胞が円錐形でやや鈍頭
本種と異なり分生子に粘質の帽を欠くのではなく有する
本種と異なり分生子の中位より上に横隔壁を1つ有する
Neodeightoniella phragmiticola
分生子柄が波状
本種と異なり子座が良好に発達するのではなく発達が非常に乏しい
本種と異なり子座が破出性という特徴を欠く
本種と異なり分生子柄が密に束生するという特徴を欠く
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種と異なり分生子柄が螺旋状またはヘリコイドという特徴を欠く
本種と異なり分生子が”percurrent rejuvenation”しない
本種と異なり分生子柄の基部細胞が膨大しない
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の頂部細胞が球形
本種と異なり分生子に粘質の帽を欠くのではなく有する