2023年8月16日 (仮訳)パキスタンの針葉樹林に産した新種Pseudosperma albobrunneum Jabeen, S. et al. 2021. Pseudosperma albobrunneum sp. nov. from coniferous forests of Pakistan. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2021/00000136/00000002/art00004 [Accessed August 16, 2023] 【R3-10884】2023/8/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州の針葉樹林で採集された菌を検討し、Pseudosperma albobrunneumとして新種記載した。 本種はマツ科樹木と関連する外生菌根菌であった。 本種は子実体が類白色~帯褐色で非常に顕著な永存性の中丘を有し、柄が比較的長く、担子胞子が類腎臓形、長形~円筒形であることなどで特徴づけられた。 Pakistan, Khyber Pakhtunkhwa, Hazara division, Mansehra district, Khanian (新種) Pseudosperma albobrunneum Jabeen, Zainab, H. Bashir & Khalid 語源…白褐色の 【よく似た種との区別】 Pseudosperma dulcamaroides 子実体が褐色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくヨーロッパなどに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種と傘の直径が異なる 本種と異なり成熟時傘が凸形~扁平になる 本種と異なり傘に中丘を欠く 本種と異なり柄が短い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pseudosperma sororium ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり傘が黄色 本種と異なり子実体に非常に強い未熟なトウモロコシの臭いがある 本種と異なり担子胞子が類腎臓形、長形~円筒形ではなく楕円形または長楕円形でやや左右不等であり両端が鈍頭 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pseudosperma breviterincarnatum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国などに分布する 本種と異なりマツ林ではなくポプラ林などに生息する 本種と異なり傘が帯褐色 本種と異なり襞が帯桃色 本種と異なり柄が帯桃色~帯褐色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pseudosperma flavorimosum パキスタンに分布する 形態的に類似している 本種と異なり担子胞子が類腎臓形、長形~円筒形ではなく扁桃形、楕円形で頂部が幅広く基部が狭い