2014年10月28日 (仮訳)形態および分子の解析により明らかになり、ディアポルテ目ディアポルテ科に置かれた新属Pustulomyces Dai, D-Q. et al., 2014. Pustulomyces gen. nov. accommodated in Diaporthaceae, Diaporthales, as revealed by morphology and molecular analyses. Cryptogamie, Mycologie. …. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v35.iss1.2014.63 [Accessed October 27, 2014]. 【R3-01228】2014/10/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ北部においてホウライチク属の一種の腐朽稈に発生した腐生菌を検討し、新属新種Pustulomyces bambusicolaとして記載した。 本種は暗色膿疱状の埋生する分生子殻を形成し、分生子がS状紡錘形で隔壁を欠き、小油滴を含むことなどで特徴づけられた。 本属はプレオスポラ目バンブシコラ科のBambusicola属と形態的に類似していたが、分子系統解析では異なる系統(ディアポルテ科)に含まれた。 Thailand, Chiang Rai Province, Mae Fah Luang Unversity (新種) Pustulomyces bambusicola D.Q. Dai, D.J. Bhat & K.D. Hyde 語源…(属名)膿疱の菌(分生子果の形態から)/(種小名)ホウライチク属に生息する 【よく似た種との区別】 Bambusicola spp. タケ類を宿主とする 分生子果が埋生する 分生子柄が短く目立たない 本種と異なり分生子形成細胞がフィアライド状ではなく全出芽状またはアネライド状 本種と異なり分生子の隔壁数が0ではなく1-3 Coleophoma spp. 分生子形成細胞がフィアライド状 分生子形成細胞の形状が類似している 本種と異なり側糸(無色円筒形有隔壁)を有する Diplozythiella spp. 分生子形成細胞がフィアライド状 分生子形成細胞の形状が類似している Discogloeum spp. 分生子形成様式が類似している 分生子形成細胞の形態が類似している 本種と異なり分生子に隔壁を有する 本種と異なり分生子が淡褐色ではなく無色 本種と異なり分生子に隔壁を有する Jahniella spp. 本種と異なり分生子形成細胞がフィアライド状ではなく全出芽型 Pseudothyrium spp. 分生子形成細胞がフィアライド状 分生子形成細胞の形状が類似している 本種と異なり分生子果が表皮下に生じる 本種と異なり分生子が紡錘形ではなく円筒形 Stenocarpella macrospora LSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子果が円錐形ではなく球形~細長い形状 本種と異なり分生子が紡錘形ではなく円筒形~狭楕円形で先細りになり基部が截断状 本種と異なり分生子に1-2隔壁を有する LSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Stenocarpella maydis LSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子果が円錐形ではなく球形~細長い形状 本種と異なり分生子が紡錘形ではなく円筒形~狭楕円形で先細りになり基部が截断状 LSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phaeocytostroma plurivorum LSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が短く目立たないのではなく長い 本種より分生子形成細胞が長い 本種と異なり長い側糸を有する LSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phaeocytostroma ambiguum LSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が短く目立たないのではなく長い 本種より分生子形成細胞が長い 本種と異なり長い側糸を有する LSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される