(仮訳)Ramalina arsenii:西欧産のR. pollinariaグループの追加の新種
Sérusiaux, E., van den Boom, P. & Magain, N. 2021. Ramalina arsenii, an additional new species in the R. pollinaria group in Western Europe. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/abs/ramalina-arsenii-an-additional-new-species-in-the-r-pollinaria-group-in-western-europe/72E48BFB4CD8C27EAC5A0F9A7A36201D [Accessed March 1, 2025] 【R3-13669】2026/3/1投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

スイス、フランス、ドイツ、スペインで採集された地衣の一種を検討し、Ramalina arseniiとして新種記載した。
本種は地衣体が小型で粉芽塊が地衣体先端下面に生じることなどで特徴づけられ、分子系統解析およびハプロタイプネットワークでR. pollinariaグループの4種に近縁であった。
また、Ramalina europaeaのITSバーコードに基づき、本種の分布がベルギー、イラン、ノルウェー、ルーマニアにまで拡大された。
Switzerland, Valais canton, Saastal, near Saas-Grund

(新種)

Ramalina arsenii Sérus., van den Boom & Magain
語源…Arsen Gasparyan博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ramalina europaea
フランスに分布する
岩上生地衣である
地衣成分として髄層にエベルン酸を産生する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりベルギー、イラン、ノルウェー、ルーマニア、アルメニア、ベルギーにおける分布が知られている
本種と異なり樹上にも生じる
本種より地衣体のサイズが大きい
本種と異なり粉芽塊が主に地衣体先端の下面ではなく小刺状の小枝の先端に点状構造として生じる
本種と異なり粉芽塊が老成した裂片において卵状で凹む
本種と異なり地衣体下面に卵状の凹状陥入を有する
本種と異なり粉芽が穀粉状ではなく小粒状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ramalina pollinaria
地衣成分としてエベルン酸を産生する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり粉芽塊が主に地衣体先端の下面ではなく葉央~葉縁に生じる
本種と異なり粉芽塊が長楕円形〜丸い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ramalina labiosorediata
岩上生地衣である
粉芽塊が主に地衣体下面から生じる
粉芽塊がかなり大型
粉芽塊が不規則な唇形
地衣成分としてエベルン酸を産生する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスイス、フランス、ドイツ、スペインではなくカナダおよび米国に分布する
本種と異なり樹上にも生じる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ramalina carminae
スペインに分布する
山地に分布する
庇状の岩上に生育する
本種と異なりポルトガル、イタリアにおける分布が知られている
本種より地衣体先端が掌状に分枝する
本種と異なり地衣成分としてエベルン酸を含まず、皮層にウスニン酸を含まない
本種と異なり地衣成分としてバリオラル酸を含む
本種と系統的に異なりcapitata-polymorphaクレードに属する(先行研究)

(イラン、ノルウェー、ルーマニア、ベルギー新産種)

Ramalina europaea A. Gasparyan, H.J.M. Sipman & R. Lücking
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ramalina arsenii
フランスに分布する
岩上生地衣である
地衣成分として髄層にエベルン酸を産生する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりベルギー、イラン、ノルウェー、ルーマニア、アルメニア、ベルギーにおける分布が知られていない
本種と異なり樹上に生じない
本種より地衣体のサイズが小さい
本種と異なり粉芽塊が小刺状の小枝の先端ではなく主に地衣体先端の下面に生じる
本種と異なり粉芽塊が老成した裂片において卵状で凹むという特徴を欠く
本種と異なり地衣体下面に卵状の凹状陥入を有するという特徴を欠く
本種と異なり粉芽が小粒状ではなく穀粉状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される