2026年3月19日 (仮訳)マーカー配列の再解析と新種記載によるTrichoderma属Spiraleクレードの再定義 Sales, LS. et al. 2025. Redefining the clade Spirale of the genus Trichoderma by re-analyses of marker sequences and the description of new species. Fungal Biology. Available at: https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1878614624001697 [Accessed March 19, 2026] 【R3-13724】2026/3/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルのレスティンガ生態系で採集されたTrichoderma属菌から取得したtef1配列に基づき、Spiraleクレード内に未記載種11種を含む少なくとも14種が存在することが明らかになった。 T. gilbertogiliおよびT. rubropilosumの2新種を記載した。 T. inaequilateraleとT. supraverticillatumを無効学名としたほか、T. hunanenseとT. longisporumを新クレードHunanenseへ移行することを提唱した。 Brazil, Bahia, Valença municipality, Guaibim Restinga (新種) Trichoderma gilbertogili L.S. Sales, J.P. Andrade, J.T. De Souza & P.A. S. Marbach 語源…ブラジルの著名な詩人・ミュージシャン・政治活動家であるGilberto Gil氏に献名 【よく似た種との区別】 Trichoderma spirale tef1、rpb2、cal1、tef1+rpb2+cal1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジル、ペルー、カメルーンではなくタイ、インド、中国、韓国、マレーシアなどに分布する 本種と異なり土壌や根などから分離される 本種と異なり分生子柄がverticillium型およびtrichoderma型ではなくpachybasium型 本種とパスチュールの形態が異なる 本種とパスチュールの産生量が異なる 本種とフィアライドが生じる細胞のサイズが異なる 本種よりフィアライドのサイズがCMD培地、SNA培地において小さい 本種と異なりフィアライドの基部の形態が異なる 本種より分生子のサイズがCMD培地、SNA培地において小さい 本種と厚壁胞子の長さが異なる 本種よりコロニーの生長が全ての温度で速い tef1、rpb2、cal1、tef1+rpb2+cal1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Brazil, Minas Gerais, Viçosa municipality, remnant area of Atlantic Forest, a seasonal, subtropical, semideciduous, montane forest, ‘Mata do Seu Nico’ (Fazenda Bonsucesso) (新種) Trichoderma rubropilosum L.S. Sales, J.P. Andrade, J.T. De Souza & P.A.S. Marbach 語源…Atta sexdens rubropilosa(ハキリアリの一種)の 【よく似た種との区別】 Trichoderma spirale tef1、rpb2、cal1、tef1+rpb2+cal1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなくタイ、インド、中国、韓国、マレーシアなどに分布する 本種と異なり土壌や根などから分離される 本種と異なり分生子柄がverticillium型およびtrichoderma型ではなくpachybasium型 本種よりフィアライドのサイズがCMD培地、SNA培地において小さい 本種よりCMD培地における分生子のサイズが小さい 本種よりSNA培地における分生子のサイズが大きい 本種よりコロニーの生長が全ての温度で速い tef1、rpb2、cal1、tef1+rpb2+cal1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trichoderma subazureum tef1、rpb2、tef1+rpb2+cal1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなく中国などに分布する 本種と異なりリターではなく土壌などから分離される 本種と異なり分生子柄がtrichoderma型およびverticillium型ではなく専らtrichoderma型のみである 本種とフィアライドの長さが異なる 本種よりフィアライド基部のサイズが小さい 本種より分生子のサイズが顕著に小さい 本種と異なり各培地における生長速度にかなりの差異がある tef1、rpb2、tef1+rpb2+cal1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される