(仮訳)ブラジル産のパームラリア科の新属Rhagadolobiopsis、およびその子嚢果発達様式の記述
Guatimosim, E. et al., 2014. Rhagadolobiopsis, a new genus of Parmulariaceae from Brazil with a description of the ontogeny of its ascomata. Mycologia. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24782495 [Accessed April 4, 2017].
【R3-03900】2017/04/04投稿

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3行まとめ

ブラジルにおいてシダの一種、Thelypteris serrataに病徴を引き起こした菌を検討し、新属新種Rhagadolobiopsis thelypteridisとして記載した。
本種はヒメシダ科のシダから初めて報告されたパームラリア科菌類であり、子実層のゲルがヨードで変色せず、子嚢胞子が無色単細胞であることなどで特徴づけられた。
パームラリア科菌類として初めて子嚢果の発達様式を記述し、シダ生息性パームラリア科菌類の属レベルの検索表を掲載した。
Brazil, Minas Gerais, Viçosa, Mata do Paraíso

(新種)

Rhagadolobiopsis thelypteridis Guatimosim & R.W. Barreto.
語源…(属名)Rhagadolobium属のような/(種小名)ヒメシダ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Rhagadolobium spp.
子嚢果に放射状の裂け目を生じる
本種と異なり子嚢果に2型を有する(埋生するものと破出性~表在性のもの)
本種と異なり子実層のゲルがヨードで青変する
本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく成熟すると淡褐色~褐色
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0ではなく成熟すると1