2015年11月4日 (仮訳)韓国産の新種Scutellinia jejuensis Han, J-G. et al., 2010. Scutellinia jejuensis (Pezizales), a new species from Korea. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000112/00000001/art00009 [Accessed November 4, 2015]. 【R3-02349】2015/11/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国済州島で採集された菌を検討し、Scutellinia jejuensisとして新種記載した。 本種は子嚢胞子が類球形の同属他種と同様に、材ではなく土壌に生じていた。 本種は同属他種とは子嚢胞子のサイズや装飾、分子系統解析などで区別された。 韓国済州特別自治道漢拏山国立公園 (新種) Scutellinia jejuensis J.G. Han, Y.J. Choi & H.D. Shin 語源…済州産の 【よく似た種との区別】 Scutellinia minor 土壌に生じる 子嚢胞子が球形~類球形 子嚢胞子の装飾が尖形~網目状 縁部の毛の長さの範囲が重なる 本種と異なり暖温帯~亜熱帯ではなく温帯~亜寒帯に分布する 本種と異なり韓国ではなくヨーロッパに分布する 本種より子嚢胞子の装飾のサイズが小さい 本種より子嚢胞子の装飾の縦横比がやや小さい 本種と異なり子嚢胞子の装飾がしばしば連結するのではなく独立している Scutellinia trechispora 土壌に生じる 子嚢胞子が球形に近い 子嚢胞子の装飾が尖形~網目状 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形ではなく完全な球形 本種より縁部の毛が顕著に長い D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(1.6%[14/880塩基]の差異) Scutellinia hyperborea 土壌に生じる 子嚢胞子が球形~類球形 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と子嚢胞子の装飾の丈が異なる 本種と異なり子嚢胞子の装飾が尖形~網目状ではなく瘤状 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(1.6%[14/880塩基]の差異) Scutellinia barlae 土壌に生じる 子嚢胞子が球形に近い 子嚢胞子の装飾が尖形~網目状 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形ではなく完全な球形 本種より縁部の毛が長い 本種と異なり縁部の毛の隔壁数が3-11ではなく1-4 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(1.7%[15/880塩基]の差異) Scutellinia rotundispora 土壌に生じる 子嚢胞子が球形に近い 子嚢胞子の装飾が尖形~網目状 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形ではなく完全な球形 本種より縁部の毛が顕著に長い Scutellinia decipiens 土壌に生じる 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子が類球形~広楕円形 子嚢胞子が網目状で部分的に連結する 本種と異なり暖温帯~亜熱帯ではなく温帯~亜寒帯に分布する 本種と異なり韓国ではなくヨーロッパに分布する 本種より縁部の毛のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の装飾が瘤状 Scutellinia kerguelensis 土壌に生じる 子嚢胞子が類球形~広楕円形 子嚢胞子の装飾が網目状 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Scutellinia chiangmaiensis 土壌に生じる 子嚢胞子が類球形~広楕円形 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の装飾が微小な小疣状