2021年7月2日 (仮訳)Calvatia属の全世界で2番目の記録 Ferreira-Sá, AS. et al., 2021. Second world record for two Calvatia species (Agaricaceae: Basidiomycota). Brazilian Journal of Biology. Available at: https://www.scielo.br/j/bjb/a/hmyhDcJtrGZ3tD75DWDFvDv/?lang=en [Accessed July 2, 2021] 【R3-08559】2021/7/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルのセラード・バイオームからCalvatia oblongisporaおよびC. nodulataの2種を報告した。 前者はアマゾナス州、後者はブラジル北東部の州のみから知られ、セラードからの報告は初となった。 両種についてSEM観察を含む形態学的検討を実施し、記載文、写真、分布図などを掲載した。 (その他掲載種) Calvatia oblongispora V.L. Suárez, J.E. Wright & Calonge 【よく似た種との区別】 Calvatia guzmanii 弾糸表面に豊富な孔を有する 本種と異なり外皮表面が完全に小刺状で角錐形の刺が密な集まりをなす 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく球形 本種と異なり担子胞子の装飾が短く鋭い刺状 Calvatia caatinguensis 本種と異なり無性基部頂部の色に変異がある 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形 本種と異なり外皮が2層ではなく1層からなる Calvatia sporocristata 担子胞子が楕円形 担子胞子表面において刺が畝状に配列する 本種と異なりコスタリカにおける分布が知られている 本種と異なり子実体の半分超が綿状の無性基部で満たされるという特徴を欠く 本種と異なり弾糸に孔を欠く 本種と異なり外皮が2層ではなく1層からなる Calvatia holothurioides 本種と異なりベトナムにおける分布が知られている 本種と異なり子実体が球形~類球形ではなく洋梨形 本種と異なり外皮が繊維状菌糸ではなく菌糸-胞囊構造からなる Calvatia nodulata ブラジルに分布する 本種と異なり子実体の外皮が不規則に裂開し完全に脱離することがないのではなく裂開して外皮が完全に脱離する 本種と異なり子実体の半分超が綿状の無性基部で満たされる 本種と異なり弾糸に無数の結節を有する (その他掲載種) Calvatia nodulata Alfredo & Baseia 【よく似た種との区別】 Calvatia oblongispora ブラジルに分布する 本種と異なり子実体が裂開して外皮が完全に脱離するのではなく外皮が不規則に裂開し完全に脱離することがない 本種と異なり子実体の半分超が綿状の無性基部で満たされるという特徴を欠く 本種と異なり弾糸に無数の結節を有するという特徴を欠く