2018年4月24日 (仮訳)Volvariella caesitotinctaの分類学的・生態学的記録およびそのチェコにおける分布 Antonín, V. 2012. Some taxonomic and ecological notes on Volvariella caesitotincta (Basidiomycota, Pluteaceae) and its distribution in the Czech Republic. Acta Musei Moraviae. Scientiae Biologicae. Available at: http://www.mzm.cz/fileadmin/user_upload/publikace/casopisy/AMM_SB_97_2_2012/08anton.pdf [Accessed: April, 23 2018]. 【R3-05061】2018/4/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ チェコ産Volvariella caesitotincta標本を検討し、本種の識別形質、生態、フェノロジー、チェコにおける分布などについてまとめた。 本種は傘表面が繊維状~条線状で、縁シスチジアがしばしば不規則形または頂部の突起が分枝することなどで特徴づけられた。 本種のチェコにおける既知の採集地はモラヴィアを中心とする53ヶ所であった。 (その他掲載種) Volvariella caesiotincta P.D. Orton 【よく似た種との区別】 Volvariella murinella チェコに分布する 形態的に類似している(かつてしばしば誤同定され、本種と同種とされたこともあった) 本種と異なり材上生あるいは地上生ではなく地上生である 本種と異なり傘表面が微細な絹状の繊維状およびフェルト状、鱗片状 本種と異なり傘表面に顕著な条線を欠く 本種と異なりつぼが灰色ではなく白色で縁部付近のみが淡い帯灰色になる傾向がある 本種より担子胞子の幅が明瞭に狭い 本種より縁シスチジアのサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアに分枝する嘴を有するのではなくほとんどの場合棍棒形または紡錘状で嘴が分枝することはない Volvariella taylorii 材から直接発生することがある 形態的に類似している(混同のおそれがある) つぼが灰色 本種と異なり傘が純粋な灰色を帯びず、中央部が褐色、灰褐色、”snuff-brown”などで縁部が常に類白色 本種ほど傘ががっしりとしていない 本種と異なり傘表面が顕著な繊維状ではなく微細な繊維状または(類)綿毛状 本種と異なり傘表面に顕著な条線を欠く 本種と異なり縁シスチジアに分枝する嘴を有するのではなく棍棒形または紡錘状で嘴が徐々に太まるか偽頭状で、不規則形になったり分枝したりすることがない Volvariella volvacea(フクロタケ) 子実体ががっしりとしている 傘の色がセピア色、褐色~帯オリーブ黒色 傘表面が繊維状 つぼが帯灰色、帯褐色または帯黒灰色 本種と異なり庭園および温室のおが屑および堆肥に生じる 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが棍棒形、紡錘状~瓶形で、不規則形の分枝する~類珊瑚状の嘴を欠く