2019年5月18日 (仮訳)ヤシ生息性の新属Longicorpus属および新属Striatiguttulaに対するプレオスポラ目の新科、ストリアティグットゥラ科 Zhang, S-N. et al., 2019. Striatiguttulaceae, a new pleosporalean family to accommodate Longicorpus and Striatiguttula gen. nov. from palms. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/30886/ [Accessed May 18, 2019] 【R3-06230】2019/5/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ産のヤシ生息菌の一群について形態学的検討および分子系統解析を実施し、新科ストリアティグットゥラ科を提唱した。 本科にはLongicorpusおよびStriatiguttulaの2新属を含めた。 本科は子座または子嚢果に頸部を有し、子嚢胞子が紡錘形~楕円形で1-3隔壁を有し、末端細胞が淡色で粘液質の鞘に包まれることなどで特徴づけられた。 Thailand, Ranong, Ranong (新種) Striatiguttula nypae S.N. Zhang, K.D. Hyde & J.K. Liu 語源…(属名)条線と油滴の(子嚢胞子の性状から)/(種小名)ニッパヤシ属の 【よく似た種との区別】 Longicorpus striataspora タイに分布する 同じニッパヤシ属植物を宿主とする 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の形状が紡錘形 子嚢胞子の隔壁数が1-3 偽側糸の幅の範囲が重なる 殻壁の厚さの範囲が重なる 本種と異なりナツメヤシ属植物が宿主として知られている 本種と異なり子嚢果が埋生、破出性~表在性ではなく埋生または破出性 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果の形状が類球形または円錐形ではなくアンプル形、類球形、または円錐形 本種より子嚢胞子のサイズが大きい nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Striatiguttula phoenicis タイに分布する 同じヤシ科植物を宿主とする 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の隔壁数が1-3 偽側糸の幅が1-2 本種と異なりニッパヤシではなくナツメヤシ属植物を宿主とする 本種と異なり子嚢果が埋生、破出性~表在性ではなく埋生または破出性 本種より子嚢果の長径が大きい 本種と異なり子嚢果の形状が類球形または円錐形ではなくアンプル形または類球形 本種と異なり子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の形状が紡錘形ではなく楕円形~紡錘形 本種より殻壁が厚い nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trematosphaeria lineolatispora 子嚢胞子の形状が紡錘形 本種と異なり子嚢果が埋生、破出性~表在性ではなく埋生 本種より子嚢果の長径が小さい 本種と異なり子嚢果の形状が類球形または円錐形ではなく円錐形~類球形、盾形で孔口および乳頭突起を有する 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-3ではなくほとんどの場合5 本種より偽側糸の幅が広い 本種と異なり殻壁の最大の厚さが大きい Trematosphaeria mangrovis 偽側糸の幅の範囲が重なる 本種と異なり子嚢果が埋生、破出性~表在性ではなく半埋生 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果の形状が類球形または円錐形ではなく円錐形または類球形で乳頭突起を有する 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の形状が紡錘形ではなく楕円形または広紡錘形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-3ではなく3 本種より殻壁が厚い Thailand, Ranong, Amphoe Mueang Ranong, Tambon Ngao (新種) Striatiguttula phoenicis S.N. Zhang, K.D. Hyde & J.K. Liu 語源…ナツメヤシ属の 【よく似た種との区別】 Longicorpus striataspora タイに分布する 同じナツメヤシ属植物を宿主とする 子嚢果が埋生または破出性 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の隔壁数が1-3 偽側糸の幅の範囲が重なる nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりニッパヤシ属植物が宿主として知られている 本種より子嚢果の短径が大きい 本種と異なり子嚢果の形状がアンプル形または類球形ではなくアンプル形、類球形、または円錐形 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の形状が楕円形~紡錘形ではなく紡錘形 本種より殻壁が薄い nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Striatiguttula nypae タイに分布する 同じヤシ科植物を宿主とする 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の隔壁数が1-3 偽側糸の幅が1-2 nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりナツメヤシ属ではなくニッパヤシ属植物を宿主とする 本種と異なり子嚢果が埋生または破出性ではなく埋生、破出性~表在性 本種より子嚢果の長径が小さい 本種と異なり子嚢果の形状がアンプル形または類球形ではなく類球形または円錐形 本種と異なり子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の形状が楕円形~紡錘形ではなく紡錘形 本種より殻壁が薄い nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trematosphaeria lineolatispora 本種と異なり子嚢果が埋生または破出性ではなく埋生 本種より子嚢果の長径が小さい 本種と異なり子嚢果の形状がアンプル形または類球形ではなく円錐形~類球形、盾形で孔口および乳頭突起を有する 本種より子嚢が長い 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子の形状が楕円形~紡錘形ではなく紡錘形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-3ではなくほとんどの場合5 本種より偽側糸の幅が広い 本種と異なり殻壁の最大の厚さが大きい Trematosphaeria mangrovis 偽側糸のサイズの範囲が重なる 本種と異なりヤシではなくマングローブを宿主とする 本種と異なり子嚢果が埋生または破出性ではなく半埋生 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果の形状がアンプル形または類球形ではなく円錐形または類球形で乳頭突起を有する 本種と異なり子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の形状が楕円形~紡錘形ではなく楕円形または広紡錘形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-3ではなく3 本種より殻壁が厚い Thailand, Ranong, Ranong (新組み合わせ) Longicorpus striataspora (K.D. Hyde) S.N. Zhang, K.D. Hyde & J.K. Liu 旧名:Trematosphaeria striataspora K.D.Hyde 語源…(属名)長い体(子嚢果および子嚢胞子の形態から) ※本種のエピタイプおよびエピアイソタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Striatiguttula nypae タイに分布する 同じニッパヤシ属植物を宿主とする 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の形状が紡錘形 子嚢胞子の隔壁数が1-3 偽側糸の幅の範囲が重なる 殻壁の厚さの範囲が重なる nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりナツメヤシ属植物が宿主として知られていない 本種と異なり子嚢果が埋生または破出性ではなく埋生、破出性~表在性 本種より子嚢果のサイズが小さい 本種と異なり子嚢果の形状がアンプル形、類球形、または円錐形ではなく類球形または円錐形 本種より子嚢胞子のサイズが小さい nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Striatiguttula phoenicis タイに分布する 同じナツメヤシ属植物を宿主とする 子嚢果が埋生または破出性 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の隔壁数が1-3 偽側糸の幅の範囲が重なる nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりニッパヤシ属植物が宿主として知られていない 本種より子嚢果の短径が小さい 本種と異なり子嚢果の形状がアンプル形、類球形、または円錐形ではなくアンプル形または類球形 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の形状が紡錘形ではなく楕円形~紡錘形 本種より殻壁が厚い nrLSU+nrSSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trematosphaeria lineolatispora 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の形状が紡錘形 本種と異なり子嚢果が埋生または破出性ではなく埋生 本種より子嚢果のサイズが小さい 本種と異なり子嚢果の形状がアンプル形、類球形、または円錐形ではなく円錐形~類球形、盾形で孔口および乳頭突起を有する 本種より子嚢が長い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-3ではなくほとんどの場合5 本種より偽側糸の幅が広い 本種より殻壁の最大の厚さが大きい Trematosphaeria mangrovis 本種と異なり子嚢果が埋生または破出性ではなく半埋生 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果の形状がアンプル形、類球形、または円錐形ではなく円錐形または類球形で乳頭突起を有する 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の形状が紡錘形ではなく楕円形または広紡錘形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-3ではなく3 本種より偽側糸の幅が大きい 本種より殻壁が厚い