2021年1月30日 (仮訳)シワタケ科のウスバタケ型3稀産種の系統分類学的改訂 Moreno, G. et al., 2011. Taxonomic and phylogenetic revision of three rare irpicoid species within the Meruliaceae. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-010-0717-y [Accessed January 30, 2021] 【R3-08099】2021/1/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペインで採集されたMycoacia nothofagiおよびSteccherinum lusitanicumの形態学的検討および分子系統解析を実施した。 後者については、Hydnum setulosumのタイプ標本との比較検討により、両者が同種であることを示した。 また、分子系統解析の結果、Mycoacia、Mycoaciella、およびMeruliusの各属がPhlebiaのシノニムとみなされることが確かめられた。 (その他掲載種) Phlebia nothofagi (G. Cunn.) Nakasone 【よく似た種との区別】 Mycoacia fuscoatra スペインに分布する 材生息菌である 形態的に類似している(混同されているとみられる) 子実層托の長さが類似している 子実層托の色が類似している 本種と異なりシスチジアが豊富ではなく疎ら 本種と異なりシスチジアに結晶を伴わない 本種と異なりシスチジアが厚壁ではなく薄壁 Gloiodon strigosus 肉眼的形態が顕著に類似している 子実層托がウスバタケ型 本種と異なり担子胞子が楕円形~類ソーセージ形ではなく類球形 本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく疣状 本種と異なり担子胞子が非アミロイドではなく強いアミロイドである 本種と異なりグレオシスチジアを有する 本種と異なりスルフォバニリン陽性である 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型 本種と異なり菌糸にクランプを有する (その他掲載種) Phlebia setulosa (Berk. & M.A. Curtis) Nakasone