2014年12月2日 (仮訳)ハリガネキノリ属とバンダイキノリ属の分類学的境界および新組み合わせSulcaria spiraliferaの提唱 Myllys, L. et al., 2014. Taxonomic delimitation of the genera Bryoria and Sulcaria, with a new combination Sulcaria spiralifera introduced. The Lichenologist. …. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282914000346 [Accessed December 1, 2014]. 【R3-01333】2014/12/01投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ウメノキゴケ科のBryoria属およびSulcaria属を対象に、分子系統解析を行い属の境界を評価した。 B. pseudocapillarisおよびB. spiraliferaがSulcaria属に含まれ、かつ両種が同種であるという結果を得た。 新組み合わせSulcaria spiraliferaを提唱するとともにB. pseudocapillarisをシノニムとした。 (新組み合わせ) Sulcaria spiralifera (Brodo & D. Hawksw.) Myllys, Velmala & Goward 【よく似た種との区別】 Sulcaria badia 米国カリフォルニア州に分布する 地衣成分としてアトラノリンを含む ITS+Mcm7+GAPDH、ITS+Mcm7、ITSに基づく分子系統解析で近縁(ITS領域の配列類似度98%) 本種と異なり地衣体が淡褐色~暗褐色ではなく栗褐色 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸、コンノルスチクチン酸を含まない ITS+Mcm7+GAPDH、ITS+Mcm7、ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sulcaria isidiifera 米国カリフォルニア州に分布する ITS+Mcm7+GAPDH、ITS+Mcm7、ITSに基づく分子系統解析で近縁(ITS領域の配列類似度98%) 本種と異なり叢生する 本種と異なり枝が縦方向に裂ける 本種と異なり裂芽を有する 本種と異なり粉芽を有する 本種と異なり地衣成分としてプロトセトラル酸を含む ITS+Mcm7+GAPDH、ITS+Mcm7、ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される