(仮訳)Treptoplatypus oxyurusのアンブロシア菌類相:新属新種Wilhelmdebeerea oxyuriと酵母の2新種、Blastobotrys sasensisおよびSugiyamaella casensisを明らかにした独自の菌類多様性の島
Kolařík, M. et al. 2026. The ambrosial mycobiota of Treptoplatypus oxyurus (Coleoptera, Platypodidae): a unique island of fungal diversity revealing Wilhelmdebeerea oxyuri gen. et sp. nov. (Ophiostomatales), and two new yeast species Blastobotrys sasensis sp. nov., and Sugiyamaella casensis sp. nov. (Dipodascales). IMA fungus. Available at: https://imafungus.pensoft.net/article/177075/ [Accessed February 21, 2026] 【R3-13645】2026/2/21投稿

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3行まとめ

スロバキアにおいて養菌性キクイムシTreptoplatypus oxyurusの菌嚢から分離された3種の優占菌を検討し、うち1種を新属新種Wilhelmdebeerea oxyuriとして記載した。
また、トリコモナスカス科に属する酵母の2新種、Blastobotrys sasensisSugiyamaella casensisを記載した。
多遺伝子解析および系統ゲノミクス解析によりそれぞれの系統的位置を確認したほか、GlobalFungiデータベースを用いた生物地理学的解析を実施した。
Slovakia, Zvolen region, Tŕnie

(新種)

Wilhelmdebeerea oxyuri M. Kolařík
語源…(属名)Wilhelm de Beer氏に献名/(種小名)Treptoplatypus oxyurus
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【よく似た種との区別】
Hausneria geniculata
ヨーロッパに分布する
キクイムシに関連する
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスロバキアではなくノルウェーなどに分布する
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiostoma angusticollis
キクイムシに関連する
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2および522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアナモルフがsporothrix型である
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2および522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiostoma denticulatum
キクイムシに関連する
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアナモルフがsporothrix型である
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Intubia spp.
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2および522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスロバキアではなくアフリカなどに分布する
本種と異なり養菌性キクイムシではなくシロアリの巣などから分離される
本種と異なりアナモルフがhyalorhinocladiella型のみである
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2および522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sporothrix brunneoviolacea
ヨーロッパに分布する
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2および522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり養菌性キクイムシではなく土壌、根などから分離される
本種と異なりアナモルフがsporothrix型である
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2および522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sporothrix fumea
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスロバキアではなく南アフリカなどに分布する
本種と異なりPhoracantha属甲虫と関係を持つ
本種と異なりアナモルフがsporothrix型である
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiostoma valdivianum
アナモルフがsporothrix型およびleptographium型である
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2、ITS+nrLSU、および522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスロバキアではなくチリなどに分布する
本種と異なりナンキョクブナ属樹木に関連する
ITS+nrLSU+TEF1α+RPB2、ITS+nrLSU、および522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Masuyamyces pallidulus
522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアナモルフがhyalorhinocladiella型の無性世代で時にシンポジオ状pesotum型を伴う
522 BUSCO遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Slovakia, Zvolen region, Tŕnie

(新種)

Blastobotrys sasensis M. Kolařík & R. Vadkertiová
語源…SAS(スロバキア科学アカデミー)産の
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【よく似た種との区別】
Blastobotrys muscicola
ITS+nrLSU、1399 BUSCO遺伝子および195ゲノムに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスロバキアではなく米国などに分布する
本種と異なり養菌性キクイムシではなくコケなどから分離される
本種と異なりD-キシロース、エリスリトール、ソルボース、グルシトール、リビトールを資化不能
ITS+nrLSU、1399 BUSCO遺伝子および195ゲノムに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Blastobotrys robertii
ヨーロッパに分布する
1399 BUSCO遺伝子および195ゲノムに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスロバキアではなくオランダなどに分布する
本種と異なり養菌性キクイムシではなくヨーロッパアカマツなどから分離される
本種と異なりグリセロールを資化可能
1399 BUSCO遺伝子および195ゲノムに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Slovakia, Zvolen region, Tŕnie

(新種)

Sugiyamaella casensis M. Kolařík & R. Vadkertiová
語源…CAS(チェコ科学アカデミー)産の
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【よく似た種との区別】
Sugiyamaella mastotermitis
ヨーロッパに分布する
ITS+nrLSU、1399 BUSCO遺伝子および195ゲノムに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスロバキアではなくドイツなどに分布する
本種と異なり養菌性キクイムシではなくシロアリの腸内などから分離される
本種と異なり糖類を発酵可能
本種と異なりD-リボース、リビトール、グリセロールを資化不能
本種と異なり40°Cで生育可能
ITS+nrLSU、1399 BUSCO遺伝子および195ゲノムに基づく分子系統解析で明瞭に区別される