2026年2月20日 (仮訳)イギリスにおいてヨーロッパアカマツの脅威となる謎の多い雪虫関連菌「Cucurbidothis pithyophila」が、別種だが共存する種であることが明らかになった Taylor, JE. et al. 2026. The enigmatic woolly aphid associated fungus ‘Cucurbidothis pithyophila‘, now threatening Scots pine in the UK, is revealed as two distinct but co-occurring species. Persoonia. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/wfbi/pimj/pre-prints/content-persoonia56art2 [Accessed February 20, 2026] 【R3-13642】2026/2/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スコットランドにおいてヨーロッパアカマツに黒色の潰瘍・枝枯症状を引き起こし、従来Curreya pithyophilaと呼ばれてきた子嚢菌を再検討した。 本種は同所的に共存する2つの種からなることが明らかになり、片方をCucurbidothis pithyophilaと同定し、もう片方を新組み合わせC. parmeliarumとした。 また、Alloleptosphaeria shangrilanaをCucurbidothis属に移した。 (その他掲載種) Cucurbitaria pithyophila (J.C. Schmidt & Kunze) De Notaris 【よく似た種との区別】 Cucurbidothis parmeliarum イギリスに分布する ヨーロッパアカマツおよびモミ属、トウヒ属樹木に生息する 宿主の周皮層間にのみ侵入する アブラムシの一種、Pineus piniと共生する 形態的に類似している(同一種と考えられてきた) 子座の形態が類似している 子嚢果の形態が類似している 子嚢果の殻壁の厚さの範囲が重なる 分生子果の形態が類似している 分生子が褐色 分生子が楕円形 MEA培地での一日あたりの生長速度が同一 15°Cで最も生長が速い 25°Cで生育不能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢果の直径が大きい 本種と異なり子嚢が子嚢果の基部と下側面に生じるのではなく基部に生じる 本種より子嚢が長い 本種より子嚢の幅が狭い 本種より子嚢胞子が長い 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種より子嚢胞子の長さ/幅比が大きい 本種と異なり子嚢胞子が石垣状ではなく横隔壁のみを有する 本種と異なり子嚢胞子の主に末端細胞から発芽管を生じるのではなく各細胞から発芽管が生じる 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が類球形より楕円形に近い 本種より分生子の長さ/幅比が大きい 本種と異なりコロニーが様々な色合いの灰色ではなく杏色 本種ほどコロニーの質感が頑丈でない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cucurbidothis shangrilana 材生息菌である 子座を形成する 子嚢胞子が網状胞子である ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマツ科植物ではなく双子葉植物に生じる 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より子嚢胞子の両端が円錐形で尖る ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Cucurbidothis parmeliarum (W. Phillips & Plowr.) Joanne E. Taylor & S. Green 旧名:Sphaeria parmeliarum W. Phillips & Plowr. 【よく似た種との区別】 Cucurbidothis pithyophila イギリスに分布する ヨーロッパアカマツおよびモミ属、トウヒ属樹木に生息する 宿主の周皮層間にのみ侵入する アブラムシの一種、Pineus piniと共生する 形態的に類似している(同一種と考えられてきた) 子座の形態が類似している 子嚢果の形態が類似している 子嚢果の殻壁の厚さの範囲が重なる 分生子果の形態が類似している 分生子が褐色 分生子が楕円形 MEA培地での一日あたりの生長速度が同一 15°Cで最も生長が速い 25°Cで生育不能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢果の直径が小さい 本種と異なり子嚢が子嚢果の基部に生じるのではなく基部と下側面に生じる 本種より子嚢が短い 本種より子嚢の幅が広い 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種より子嚢胞子の長さ/幅比が小さい 本種と異なり子嚢胞子が横隔壁のみを有するのではなく石垣状 本種と異なり子嚢胞子の各細胞から発芽管が生じるのではなく主に末端細胞から発芽管を生じる 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が楕円形より類球形に近い 本種より分生子の長さ/幅比が小さい 本種と異なりコロニーが杏色ではなく様々な色合いの灰色 本種よりコロニーの質感が頑丈である ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cucurbidothis shangrilana ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が横隔壁のみを有するのではなく石垣状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Cucurbidothis shangrilana (Thiyagaraja, D.S. Tennakoon & K.D. Hyde) Joanne E. Taylor & S. Green 旧名:Alloleptosphaeria shangrilana Thiyagaraja 【よく似た種との区別】 Cucurbidothis pithyophila 材生息菌である 子座を形成する 子嚢胞子が網状胞子である ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり双子葉植物ではなくマツ科植物に生じる 本種より子嚢のサイズが小さい 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種ほど子嚢胞子の両端が円錐形で尖らない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cucurbidothis parmeliarum ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が石垣状ではなく横隔壁のみを有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される