2017年5月31日 (仮訳)ツボカビ門スピゼロミセス目の糞生菌の新種、Triparticalcar equi Davis, WJ., Letcher, PM. & Powell, MJ., 2016. Triparticalcar equi is a new coprophilous species within Spizellomycetales, Chytridiomycota. Phytologia. Available at: http://www.phytologia.org/uploads/2/3/4/2/23422706/98_4_241-249davis_et_al_tripart_new_species_from_dung_rev_8-27-16.pdf [Accessed May 31, 2017]. 【R3-04073】2017/05/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国アラバマ州においてウマおよびウシの糞から分離されたツボカビの一種を検討し、Triparticalcar equiとして新種記載した。 分子系統解析では、本種は属の基準種のT. articumと姉妹群を形成した。 本種はT. articumとは発芽管および仮根の発達様式や形態などが異なっていた。 USA, Alabama, Tuscaloosa County, Buhl, Timber Acres Ranch (新種) Triparticalcar equi W. J. Davis, Letcher, & M. J. Powell 語源…ウマの 【よく似た種との区別】 Triparticalcar arcticum ウマおよびウシの糞/堆肥から分離される nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国ではなくカナダなどに分布する 本種と異なり土壌などから分離されることがある 本種より発芽管が短い 本種より発芽管の幅が広い 本種と異なり発芽管がニンジンあるいはカブのような形状をとることが稀という特徴を欠く 本種と異なり仮根が発芽管の側方および末端に発達するのではなく発芽管基部から発達する 本種より仮根が発達時・成熟時ともに短い 本種と異なり仮根が側方に分枝するか末端で分枝する傾向があるのではなく主に末端で分枝する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される