(仮訳)熱帯産菌類:ドミニカ共和国産の材生息性子嚢菌12種
Angelini, C. & Medardi, G., 2012. Tropical fungi: twelve species of lignicolous Ascomycota from the Dominican Republic. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/MC3_5_No6.pdf [Accessed June 7, 2016].
【R3-02996】2016/06/07投稿

【お読みください】
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3行まとめ

ドミニカ共和国において材生息性子嚢菌の調査を実施し、12種を報告した。
各種について記載文、写真、スケッチ、生息環境、および標本情報などを掲載した。
また、各種について類似種との比較を行い、Phillipsia属菌については形質比較表を掲載した。

(その他掲載種)

Cookeina sulcipes (Berk.) Kuntze
ウスベニコップタケ
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【よく似た種との区別】
Cookeina tricholoma(アラゲウスベニコップタケ)
ドミニカ共和国に分布する
生息環境が同一
形態的に類似している(子嚢盤の色によっては混同のおそれがある)
子嚢胞子の装飾の型が同一
本種より子嚢盤が淡色の淡橙黄色~淡桃橙色
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Cookeina speciosa
子嚢盤の形態が類似している
子嚢胞子に縦方向の条線を有する
本種と異なり子実層面が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく黄橙色、灰褐色、チョコレート褐色
本種より子嚢盤外面が淡色
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の条線がいくぶん並行な直線状ではなくいくぶん屈曲する
本種と異なり毛が托髄層ではなく托外被層から生じる
Cookeina sinensis
子嚢盤の形態が類似している
子嚢胞子に縦方向の条線を有する
毛が托髄層から生じる
本種と異なり子実層面が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく橙桃色
本種と異なり子嚢盤外面が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく淡桃色
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種と異なり子嚢胞子の条線がいくぶん並行な直線状ではなく不規則に縦方向に生じる
本種と異なり毛が帯黄色~淡い帯褐黄色ではなく類白色~淡褐色
Cookeina insititia(シロコップタケ)
子嚢盤の形態が類似している
本種と異なり子実層面が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく帯黄桃色
本種と異なり子嚢盤外面が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく淡褐色
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子が楕円状紡錘形~紡錘形ではなく紡錘形でいくぶん片側が膨大する
本種と異なり子嚢胞子表面が条線状ではなく平滑でSEM下では微細な疣状
本種と異なり毛が帯黄色~淡い帯褐黄色ではなく白色
本種と異なり毛が托髄層ではなく托外被層から生じる
Cookeina colensoi
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり子嚢盤が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく黄褐色~橙褐色
本種と異なり子嚢胞子表面が条線状ではなく平滑
Cookeina indica
子嚢胞子に縦方向の条線を有する
本種と異なり子嚢盤が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく全体的に黄色
本種と異なり子嚢盤外面の表面が縁部付近のみ糠状
本種より子嚢胞子の幅が狭い
Cookeina venezuelae
本種と異なり材生息性ではなく地上生
本種と異なり子嚢盤が無柄
本種と異なり子実層面が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく橙色
本種より子嚢盤外面が淡色
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子表面が条線状ではなく平滑
Cookeina globosa
材生息菌である
子嚢盤が有柄
本種と異なり子嚢盤が橙赤色、”cherry red”、緋色ではなく一様に桃色または淡赤色
本種と異なり子嚢盤外面の表面がビロード状
本種より子嚢胞子のサイズが顕著に小さい
本種と異なり子嚢胞子表面が条線状ではなく平滑
本種と異なり子嚢胞子が厚壁ではなく薄壁

(その他掲載種)

Cookeina tricholoma (Mont.) Kuntze
アラゲウスベニコップタケ
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【よく似た種との区別】
Cookeina sulcipes(ウスベニコップタケ)
ドミニカ共和国に分布する
生息環境が同一
形態的に類似している(子嚢盤の色によっては混同のおそれがある)
子嚢胞子の装飾の型が同一
本種より子嚢盤が濃色
本種より子嚢胞子のサイズが小さい

(その他掲載種)

Daldinia clavata Henn.
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【よく似た種との区別】
Daldinia cuprea
本種より子嚢殻が子座表面から突出する
本種と異なり柄を欠くかまたは短い
本種と異なり子座の色素がKOHで鼠色
Daldinia eschscholzii(チャコブタケモドキ)
本種と異なり子座が帯赤黄褐色、帯紫褐色ではなく帯紫褐色、帯紫灰色、暗煉瓦色、帯灰セピア色など
本種と異なり子座が半球形、類棍棒形、洋独楽形、倒洋梨形ではなく洋独楽形またはクッション形
本種と異なり子座表面が平滑または微細な粗面ではなく平滑
本種と異なり無柄または短くがっしりとした柄を有する
本種と異なり子座断面に類白色と灰黒色ではなく類白色と暗褐色の帯が交互に配列する
本種より子嚢胞子の平均サイズが大きい
Daldinia concentrica
本種と異なり子座が帯赤黄褐色、帯紫褐色ではなく帯紫褐色~帯赤黒色
本種と異なり子座が半球形、類棍棒形、洋独楽形、倒洋梨形ではなく球状洋梨形またはクッション形
本種と異なり子座表面が平滑または微細な粗面ではなく粗面
本種と異なり無柄またはほぼ無柄
本種と異なり子座断面に類白色と灰黒色ではなく灰褐色と暗褐色の帯が交互に配列する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Daldinia fissa(ツボミタケ)
本種と子嚢胞子のサイズの範囲が重なるという報告がある
本種と異なり子座が半球形、類棍棒形、洋独楽形、倒洋梨形ではなく洋独楽形
本種と異なり子座表面が平滑または微細な粗面ではなく平滑
本種と異なり子座表面に光沢を有する
本種と異なり子座断面に帯黒色の帯よりもずっと幅の広い帯白灰色の帯をあらわす
本種と異なり柄が完全でない
本種より子嚢胞子のサイズが大きいという報告がある

(その他掲載種)

Hypoxylon anthochroum Berk. & Broome
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【よく似た種との区別】
Hypoxylon rubiginosum(アカコブアザタケ)
子座の色が類似している
子座の形状が類似している
子嚢胞子のサイズの範囲が広く重なる
本種より子座が顕著に薄い
本種と異なり子座表面が微細な皺状ではなく粗面
Hypoxylon perforatum
本種と異なり子嚢の柄が短い
Hypoxylon cinnabarinum
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Hypoxylon placentiforme
熱帯域/赤道域に分布する
本種より基部の子座が薄い
本種より子嚢殻の丈が高い
本種より子嚢殻が細長い
本種より子嚢胞子のサイズが大きい

(その他掲載種)

Kretzschmaria cetrarioides (Welw. & Curr.) Sacc.
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【よく似た種との区別】
Kretzschmaria clavus(トゲツブコブタケ)
生息環境が同一
材生息菌である
本種と”clavulae”の形成様式が異なる
本種より”clavulae”の直径が大きい
本種と異なり”clavulae”が帯灰白色、暗灰色などではなく帯黒色
本種と異なり”clavulae”の形状が丸い
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Kretzschmaria micropus
“clavulae”が灰褐色
“clavulae”が窪む
本種と異なり子嚢殻が”clavulae”内部に同心円状に配列するのではなく子嚢殻1つが”clavulae”をなす
本種と異なり子嚢殻に1-5つの円錐形乳頭状の孔口を有する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Poronia spp.
本種と異なり”clavulae”が類白色
本種と”clavulae”の形状が異なる
本種と”clavulae”の形成様式が異なる
本種と異なり子嚢胞子が子嚢内部で1-2列ではなく1列に配列する
本種より子嚢胞子のサイズがかなり小さい
本種と異なり子嚢胞子が屈曲しない

(その他掲載種)

Phillipsia crispata (Berk. & M.A. Curtis) Le Gal
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【よく似た種との区別】
Phillipsia costaricensis
本種より子嚢盤の最大直径が短い
本種と異なり子嚢盤が皿形~杯状、洋独楽形、時にほぼ漏斗形なのではなく盃形
本種と異なり子実層面が赤紫色を帯びる濃褐色ではなく黄褐色
本種より子嚢盤外面が淡色
本種より子嚢胞子が短い
本種と異なり子嚢胞子表面の条線の数が15-20ではなく7-12
本種と異なり子嚢胞子表面の条線が不完全
Phillipsia dochmia
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種より子嚢盤の最大直径が大きい
本種と異なり子嚢盤が皿形~杯状、洋独楽形、時にほぼ漏斗形なのではなくスプーン形
本種と異なり子実層面が赤紫色を帯びる濃褐色ではなく帯黄色~帯黄褐色
本種より子嚢盤外面が淡色
本種と異なり子嚢盤が無柄~有柄なのではなく無柄~ほぼ無柄
本種と異なり子嚢胞子表面の条線の数が15-20ではなく4-6
Phillipsia lutea
本種より子嚢盤の最大直径が短い
本種と異なり子実層面が赤紫色を帯びる濃褐色ではなくレモン色
本種と異なり子嚢盤外面が類白色~淡い帯褐白色ではなく類白色
本種と異なり子嚢盤が皿形~杯状、洋独楽形、時にほぼ漏斗形ではなく僅かに杯状
本種と異なり子嚢盤が無柄~有柄なのではなく無柄~ほぼ無柄
本種より子嚢胞子が長い
本種と異なり子嚢胞子表面の条線の数が15-20ではなく5-6
Phillipsia crenulata
本種より子嚢盤のサイズが小さい
本種と異なり子嚢盤がいくぶん一様に淡橙色
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面の条線の数が15-20ではなく6-7
Phillipsia crenulopsis
本種より子嚢盤のサイズが小さい
本種と異なり子実層面が赤紫色を帯びる濃褐色ではなく橙色~橙赤色
本種と異なり子嚢盤外面が類白色~淡い帯褐白色ではなくより淡色
本種と異なり子嚢盤が皿形~杯状、洋独楽形、時にほぼ漏斗形なのではなく盤状
本種と異なり子嚢盤が無柄~有柄なのではなくほぼ無柄~不完全な有柄
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面の条線の数が15-20ではなく6-7
本種と異なり子嚢胞子表面の条線が不規則形または分枝する
Phillipsia olivacea
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種より子嚢盤の最大直径が大きい
本種と異なり子嚢盤がクッション形~洋独楽形
本種と異なり子実層面が赤紫色を帯びる濃褐色ではなく暗黄緑オリーブ色で時に灰色を帯びる
本種と異なり子嚢盤外面が類白色~淡い帯褐白色ではなく類白色
本種と異なり子嚢胞子表面が条線状ではなく微細な皺状
Phillipsia ranomafanensis
子嚢盤が無柄~有柄
本種より子嚢盤の最大直径が小さい
本種と異なり子嚢盤が白色
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面の条線の数が15-20ではなく7-10
本種と異なり子嚢胞子表面の条線がいくぶん並行ではなく吻合する

(その他掲載種)

Phillipsia domingensis Berk.
ニクアツベニサラタケ
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【よく似た種との区別】
Phillipsia carnicolor
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Phillipsia hartmannii
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Phillipsia kermesina
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑
Phillipsia chardoriana
本種と異なり子実層面が煉瓦色
本種と異なり子嚢盤の肉質が柔らかい
Phillipsia gigantea
本種と異なり子嚢盤が基部で3-4つの集まりをなす傾向がある
Phillipsia chinensis
本種と子嚢盤の色が異なる
本種と子嚢盤の形状が異なる
本種より子嚢胞子表面の条線の数が多い

(その他掲載種)

Scutellinia cubensis (Berk. & M.A. Curtis) Gamundí
コベニチャワンタケ
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【よく似た種との区別】
Scutellinia colensoi
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子表面の疣状装飾がアメーバ状
本種より毛の最大長が長い
本種と異なり毛の基部が複数回分岐する
Scutellinia jungneri
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子の装飾が結合して小さな板をなす円形または多角形の疣状
本種より毛の最大長が長い
本種と異なり毛の基部が1-2回分岐する
Scutellinia setosissima
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子の装飾が結合して畝をなす微細な疣状
本種より毛の最大長が長い
本種と異なり毛の基部が複数回分岐する
Scutellinia blumenaviensis
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の装飾が六角形の網目状
本種より毛の最大長が長い
本種と異なり毛の基部が2回~複数回分岐する
Scutellinia inexpectata
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の装飾が丸い独立した疣状
本種より毛の最大長が長い
本種と異なり毛の基部が2回~複数回分岐する
Scutellinia badio-berbis
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子の装飾が畝状および大型の吻合した疣状
本種より毛の最大長が長い
本種と異なり毛の基部が2-3回分岐する
Scutellinia balansae
本種より子嚢胞子が長い
本種と異なり子嚢胞子の装飾がアメーバ状の疣状
本種より毛の最大長が長い
本種と異なり毛の基部が2-3回分岐する

(その他掲載種)

Xylaria allantoidea (Berk.) Fr.
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【よく似た種との区別】
Xylaria aenea
“clavulae”のサイズの範囲が重なる
本種と異なり”clavulae”が帯黒色~黒色ではなく灰色~帯赤青銅色
本種と異なり”clavulae”が便腹形、いくぶん規則的な棍棒形、長形でしばしば屈曲するのではなく楕円形~棍棒形
本種と異なり”clavulae”の表面が溝状
本種と異なり柄の基部に小さな盤を有する
本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい
Xylaria guyanensis
“clavulae”の表面が粗面
本種より”clavulae”の丈が高い
本種と異なり”clavulae”が帯黒色~黒色ではなく黒褐色
本種と異なり”clavulae”が紡錘形~棍棒形で基部の幅が広い
本種と異なり”clavulae”に顕著な柄を欠く
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Xylaria cubensis(コブリマメザヤタケ)
ドミニカ共和国に分布する
生息環境が同一
“clavulae”の構造が類似している
本種より”clavulae”のサイズが小さい
本種と異なり”clavulae”が帯黒色~黒色ではなく帯黒灰色で銅色を帯びる
本種と異なり”clavulae”の表面が粗面ではなく平滑~皺状
本種と異なり柄の基部に小さな盤を有する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Xylaria polymorpha(マメザヤタケ)
“clavulae”の表面が粗面
本種と異なり”clavulae”が基部で集まりをなすことが少なくない
本種と異なり”clavulae”が帯黒色~黒色ではなく帯黒灰色~帯黒色
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Xylaria pallida
本種より”clavulae”のサイズが小さい
本種と異なり”clavulae”が初め柔らかいクリーム色の層に覆われる
本種と異なり”clavulae”が円筒状棍棒形~円筒形で基部が急に細まる
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Xylaria berkeleyi
本種と異なり”clavulae”が帯黒色
本種と異なり”clavulae”の表面が微細な網目状
本種と異なり”clavulae”の基部が時に分岐する
本種と異なり”clavulae”の基部に菌糸体を伴うことがある
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Xylaria kegeliana
本種より”clavulae”のサイズが小さい
本種と異なり”clavulae”が淡い帯赤色
本種と異なり”clavulae”が尖った棍棒形
本種と異なり”clavulae”の表面が縦方向に裂ける
本種と異なり”clavulae”の基部に帯黒色の盤を有する
本種より子嚢胞子のサイズがかなり大きい
Xylaria dealbata
本種より”clavulae”のサイズが小さい
本種と異なり”clavulae”が帯黒色
本種と異なり”clavulae”が楕円形~棍棒形
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Xylaria castorea
子実体の外観が類似している
“clavulae”の表面が粗面
本種と異なり”clavulae”が帯黒色で暗緑色を帯びる
本種と異なり”clavulae”の柄が成熟しても中空にならない
本種より子嚢胞子が短い

(その他掲載種)

Xylaria cubensis (Mont.) Fr.
コブリマメザヤタケ
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【よく似た種との区別】
Xylaria allantoidea
ドミニカ共和国に分布する
生息環境が同一
“clavulae”の構造が類似している
本種より”clavulae”のサイズが大きい
本種と異なり”clavulae”が帯黒灰色で銅色を帯びるのではなく帯黒色~黒色
本種と異なり”clavulae”の表面が平滑~皺状ではなく粗面
本種と異なり柄の基部に小さな盤を有するという特徴を欠く
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Xylaria longipes(キソメマメザヤタケ)
子嚢果の外形が類似している
本種と異なり”clavulae”が赤色を帯びない
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Xylaria curta
本種と異なり”clavulae”が単一または集まりをなす
本種より本種と異なり”clavulae”の丈が低い
本種と異なり”clavulae”が帯黒灰色で銅色を帯びるのではなく帯黒褐色
本種と異なり”clavulae”が円筒状棍棒型
本種と異なり”clavulae”の表面に帯黄褐色の小鱗片を伴う
本種より子嚢胞子が僅かに長い
本種より子嚢胞子の発芽溝が顕著である
本種と異なり子嚢胞子の発芽溝が両端に達する
Xylaria guyanensis
“clavulae”の表面が粗面
本種より”clavulae”の丈が高い
本種と異なり”clavulae”が帯黒灰色で銅色を帯びるのではなく帯黒褐色
本種と異なり”clavulae”が棍棒状紡錘形
本種と異なり”clavulae”が無柄で基部付近が膨大する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい

(その他掲載種)

Xylaria multiplex (Kunze ex Fr.) Fr.
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【よく似た種との区別】
Xylaria hypoxylon(クロサイワイタケ)
本種より”clavulae”の丈が低い
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が不規則な楕円形、類紡錘形、棍棒形、楔形ではなく紡錘形
Xylaria coccophora
熱帯域/赤道域に分布する
“clavulae”が樹状
本種より”clavulae”の丈が低い
本種と異なり”clavulae”が結節状
本種と異なり”clavulae”が初め薄い硫黄色の層に覆われる
Xylaria furcata
熱帯域/赤道域に分布する
“clavulae”が樹状
本種より”clavulae”の丈が低い
Xylaria louisii
熱帯域/赤道域に分布する
“clavulae”が樹状
本種と異なり”clavulae”の上部表面が粗面
本種と異なり”clavulae”の柄表面が毛状
Xylaria pterula
“clavulae”が樹状
本種より”clavulae”の丈が低い

(その他掲載種)

Xylaria subcoccophora F. San Martín & P. Lavín
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【よく似た種との区別】
Xylaria melanura
“clavulae”が糸状
本種より”clavulae”の幅が狭い
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Xylaria juruensis
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種より”clavulae”の幅が広い
本種と異なり”clavulae”の柄表面が平滑ではなく毛状
Xylaria rhizomorpha
“clavulae”が糸状
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Xylaria coccophora
本種より”clavulae”が長い
本種と異なり”clavulae”の頂部表面が初め粘土黄褐色の層に覆われる
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Xylaria rickii
本種より”clavulae”のサイズが大きい
本種と異なり本種より”clavulae”が糸状円筒形ではなく圧着した円筒形
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Xylaria compressa
“clavulae”が糸状
本種より”clavulae”が長い
Xylaria carpophila(ブナノホソツクシタケ)
“clavulae”が糸状
本種と異なりブナの腐朽果実に発生する
本種より”clavulae”のサイズが大きい
本種より子嚢胞子が長い
Xylaria scopiformis
材生息菌である
“clavulae”のサイズの範囲が重なる
“clavulae”が円筒形
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり地中海地域に分布する
Xylaria filiformis
“clavulae”が糸状
本種と異なり材ではなく腐朽葉に発生する
本種より”clavulae”が長い
本種より子嚢胞子のサイズが大きい