2022年8月3日 (仮訳)ブラジルにおいてユーカリの葉枯病を引き起こすCalonectria属2新種 Sanchez-Gonzalez, EI. et al., 2022. Two new species of Calonectria (Hypocreales, Nectriaceae) causing Eucalyptus leaf blight in Brazil. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/84896/ [Accessed August 3, 2022] 【R3-09748】2022/8/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルにおいて葉枯病のユーカリから分離された2種の菌を検討し、それぞれCalonectria paragominensis、C. imperataとして新種記載した。 前者はC. spathiphylli複合種、後者はC. candelabrum複合種にそれぞれ含まれ、分生子柄や大分生子の形態で近縁種と区別された。 両種のユーカリに対する病原性を接種試験により確かめた。 Brazil Pará state, Paragominas microregion (新種) Calonectria paragominensis E.I.Sanchez, T.P.F.Soares & M.A.Ferreira 語源…パラゴミナス(市)の 【よく似た種との区別】 Calonectria densa 分生子柄の側枝が伸長する act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルにおける分布が知られていない 本種と異なり植物の葉ではなく土壌などから分離される 本種と異なり樹木に対する病原性が知られていない 本種より大分生子が短い act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calonectria humicola act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルにおける分布が知られていない 本種と異なり植物の葉ではなく土壌などから分離される 本種と異なり樹木に対する病原性が知られていない 本種より大分生子が短い act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calonectria pseudospathiphylli act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルにおける分布が知られていない 本種と異なり植物の葉ではなく土壌などから分離される 本種と異なり樹木に対する病原性が知られていない 本種より大分生子が短い act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calonectria spathiphylli ブラジルに分布する act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりユーカリ属ではなくSaptiphyllum属、オウムバナ属、Ludwigia属、ゴクラクチョウカ属、Eugenia属植物などを宿主とする 本種より大分生子のサイズが大きい act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Brazil, Maranhão state, Cidelândia municipality (新種) Calonectria imperata E.I.Sanchez, T.P.F.Soares & M.A.Ferreira 語源…インペラトリス(市)の 【よく似た種との区別】 Calonectria brassiana ブラジルに分布する ユーカリ植林地に生息する act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり植物の葉ではなく土壌などから分離される 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calonectria glaebicola ブラジルに分布する 同じユーカリ属植物を宿主とする 宿主に対する病原性が知られている act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり植物の葉ではなく土壌などから分離される 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calonectria piauiensis ブラジルに分布する ユーカリ植林地に生息する act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり植物の葉ではなく土壌などから分離される 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子柄の側枝が伸長する act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calonectria venezuelana 南米に分布する act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなくベネズエラなどに分布する 本種と異なり植物の葉ではなく土壌などから分離される 本種と異なり樹木に対する病原性が知られていない 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い act+cmdA+his3+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される