(仮訳)パキスタン、アザド・ジャンムー・カシミールの山地林に産したEntolomaCyanula亜属の2新種(E. alpigenumおよびE. muscicola
Khurshid, R. et al. 2026. Two new species of Entoloma subgenus Cyanula (E. alpigenum and E. muscicola) from montane forests of Azad Jammu and Kashmir, Pakistan (Agaricales, Entolomataceae). MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/182629/ [Accessed March 23, 2026] 【R3-13735】2026/3/23投稿

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3行まとめ

パキスタン、アザド・カシミール州の混交林で採集された2種の菌を検討し、Entoloma alpigenumおよびE. muscicolaとして新種記載した。
両種は多遺伝子系統解析において、Cyanula亜属Griseocyanea節クレードで独自の系統を形成した。
両種はいずれもCyanula亜属でありながら青色色素を欠き、前者は縁シスチジアが円筒形で屈曲状であること、後者は担子器が2胞子性で縁シスチジア頂部に波状の帽を有することなどで特徴づけられた。
Pakistan, Azad Jammu and Kashmir, Bagh District, Choki City

(新種)

Entoloma alpigenum Khurshid & Naseer
語源…高山に生じる
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【よく似た種との区別】
Entoloma griseocyaneum
担子器が主に4胞子性
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
側シスチジアを欠く
本種と異なりパキスタンではなくヨーロッパ、ロシアなどに分布する
本種と異なり高標高の針葉樹林ではなくコケの豊富な草地および林縁などに生息する
本種と異なり子実体に帯青色の色素を完全に欠くのではなく全体に青色色素を持つ
本種と異なり傘が淡褐色ではなく帯灰青色~青黒色
本種と異なり傘表面が僅かに小鱗片状という特徴を欠く
本種と異なり襞が淡黄色ではなく幼時帯青色
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が5–7角形で角が鈍角なのではなくより鋭角
本種と異なり縁シスチジアが円筒形で屈曲するのではなく棍棒形~瓶形
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Entoloma nigroflavescens
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりパキスタンではなくフランスなどに分布する
本種と異なり高標高ではなくより低標高の温帯林に生息する
本種と異なり傘が淡褐色ではなく暗褐色~帯黒褐色
本種と異なり傘表面が不明瞭な繊維状ではなくより強い小鱗片状
本種と異なり縁シスチジアを有するのではなく完全に欠く
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Entoloma fuscosquamosum
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりパキスタンではなく米国などに分布する
本種と異なり高標高の針葉樹林ではなくコケの豊富な草地および林縁などに生息する
本種と異なり傘が淡褐色ではなく暗褐色~帯黒褐色
本種と異なり傘表面が不明瞭な繊維状ではなくより強い小鱗片状
本種より縁シスチジアの幅が広い
本種と異なり縁シスチジアが円筒形で屈曲するではなく紡錘形
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pakistan, Azad Jammu and Kashmir, Bagh District, Choki City

(新種)

Entoloma muscicola Khurshid & Naseer
語源…コケ生息性の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Entoloma griseocyaneum
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりパキスタンではなくヨーロッパ、ロシアなどに分布する
本種と異なり山地混交林(Pinus wallichiana・ヒマラヤスギ)下の土壌またはコケ上ではなく低~中標高の草地または亜高山草地などに生息する
本種と異なり子実体のあらゆる部位に灰青色の色素を欠くのではなく傘および柄が青色~灰青色を帯びる
本種より子実体の形状が顕著に細長い
本種と異なり傘が褐色~濃褐色ではなく帯青色~灰青色
本種と異なり傘が尖頭状でない
本種と異なり担子器が主に2胞子性で稀に4胞子性であるのではなく典型的には4胞子性
本種と異なり担子胞子が4–6角形ではなく6角形
本種と異なり縁シスチジアを有するのではなく欠く
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Entoloma nigroflavescens
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりパキスタンではなくフランスなどに分布する
本種と異なり縁シスチジアを有するのではなく欠く
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Entoloma fuscosquamosum
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりパキスタンではなく米国などに分布する
本種と異なり山地混交林ではなく温帯林などに生息する
本種と異なり担子器が主に2胞子性で稀に4胞子性であるのではなく典型的には4胞子性
本種より縁シスチジアの幅が広い
本種と異なり縁シスチジアが紡錘形
ITS+nrLSU+mtSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される