2025年4月29日 (仮訳)形態および分子解析に基づく中国産Penicillium属2新種 Liang, R-N. et al. 2025. Two new species of Penicillium (Eurotiales, Aspergillaceae) from China based on morphological and molecular analyses. MycoKeys. https://mycokeys.pensoft.net/article/149376/ [Accessed April 29, 2025] 【R3-12750】2025/4/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国で採集された2種を検討し、Penicillium lentumおよびP. tibetenseとして新種記載した。 前者は北京市でハウスダストから分離され、Brevicompacta節に含まれ、生長が遅く、分生子柄が主に三輪生であることなどで特徴づけられた。 後者はチベット自治区で草本の根圏土壌から分離され、Lanata-Divaricata節に含まれ、生長が速く、分生子柄が主に二輪生であることなどで特徴づけられた。 中国北京市海淀区北京林業大学 (新種) Penicillium lentum R.N. Liang & G.Z. Zhao 語源…遅い(生長速度から) 【よく似た種との区別】 Penicillium tularense 菌核を形成しない 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子表面が平滑 BenA+CaM+RPB2、ITS、BenA、CaM、RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく米国などに分布する 本種と異なりハウスダストではなく土壌などから分離される 本種と異なり閉子嚢殻を欠くのではなく有する 本種と異なり分生子柄が主に三輪生、時に二輪生なのではなく非対称に分岐する 本種と異なり分生子が広楕円形ではなく球形〜類球形 BenA+CaM+RPB2、ITS、BenA、CaM、RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国チベット自治区チャムド地区パシュー県康玉隧道 (新種) Penicillium tibetense R.N. Liang & G.Z. Zhao 語源…チベット産の 【よく似た種との区別】 Penicillium excelsum CYA培地でのコロニーの生長速度の範囲が重なる 閉子嚢殻を形成しない 菌核を形成しない CREA培地で酸を産生しない BenA+CaM+RPB2、ITS、BenA、CaM、RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくブラジルなどに分布する 本種と異なり根圏土壌ではなくブラジルナッツの殻や花などから分離される 本種と異なり分生子柄が二輪生ではなく二輪生で時に三輪生 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形 本種と異なり分生子表面が微細な粗面ではなく平滑 本種よりCYA37°Cでの生長が遅い BenA+CaM+RPB2、ITS、BenA、CaM、RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される